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人民元国際化が始動 プラス面とマイナス面

 人民元国際化のプロセスは7月1日、「越境貿易人民元決済試行管理方法」の公布・施行によってその第一歩を踏み出した。もちろん、人民元の本当の意味での国際化を実現するまでにはまだかなりのプロセスを経なければならない。中国内外の現在の条件や環境も、人民元を本格的に国際化するほどに整ってはいない。だが、人民元の国際化の効果について事前研究や分析を行ったり、将来の関連政策を制定したりするのにあたって、人民元決済業務のスタートが大きな意義を持つことは間違いない。「人民日報海外版」が伝えた。

 あらゆる経済現象は二面性を持ち、中国経済の発展に対する人民元国際化の影響にもプラスの面とマイナスの面がある。人民元国際化について考える時には、両方をきちんと見据えることが必要だ。

 まず、人民元国際化によるプラスの影響としては、次の6点が挙げられる。

 第一に、人民元国際化は、人民元の国際的な地位を上げることになる。ある通貨が国際間で一般的に受け入れられ、支払い・決済・投資・貯蓄の手段となれば、その通貨は、その他の通貨より高い地位を持っているということができる。人民元国際化のプロセスは、人民元の地位が不断に高まるプロセスでもある。

 第二に、国際金融制度の構築や国際ルールの制定における中国の発言権を強めることになる。国際通貨制度改革のプロセスに対する大きな影響力を米国が持つことができることと、世界通貨・準備通貨としての地位を米ドルが持っていることとは、切り離して考えることはできない。

 第三に、人民元の国際化は、中国に通貨発行益をもたらすことになる。人民元国際化の最終目標は国際準備通貨となることであり、準備通貨の発行は、通貨発行益を発行国に与える。人民元の国際化が実現すれば、外貨の利用によって引き起こされる財産の流出を減らすことができるだけではなく、海外の資金の利用に新たなルートを与えることともなる。

 第四に、中国の貿易取引と非貿易取引にあたって人民元を直接使って支払い・決済ができることになる。外貨を使って支払いをする必要がなくなることは、中国の貿易取引と非貿易取引の発展に有利なこととなる。

 第五に、人民元が国際準備通貨になれば、外貨準備高を減らし、巨額の外貨準備を管理するためのコストを減らすことができる。

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