2009年8月19日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:10:29 Aug 19 2009

中国は「大衆投資時代」に入ったか? (2)

 ▽構造の多元化が発展を促進

 中国社会科学院金融研究所理財産品(資産運用商品)センターの専門家は「中国の大衆の投資ブームには、さまざまな階層レベルの原因がある」と話す。

 国民の収入レベルの高まりにつれて、より高い生活レベルへの願望が日に日に強まっている。1990年代に上海・深セン両証券取引所が開放されたことや、先に豊かになった一部の人の資産効果が現実的な「お手本」となり、繁栄する金融市場の下でより多くの人が資産運用の行列に加わるようになった。

 開放が進む投資環境も客観的にみて大きな役割を担ったといえる。国際交流の増加や大衆の金融知識の増大も、国際的な投資の概念の一般化に一役買った。また1998年に国が住宅ローンを開放したことが遠因となって、ローンやクレジット消費が増加し、人々の消費概念が質的な変化を遂げ、「資産が資産を生む」という考え方が定着するようになった。

 零点市場調査与分析公司がまとめた「個人投資家の生活形態研究報告」によると、26歳から35歳で、大学卒業以上の学歴を備えた個人投資家は、複数の投資商品を組み合わせて投資を行う割合が高いという。

 現在、中国の大衆の投資・資産運用は、選択肢が一つしかない初歩的な状態から、選択肢がより豊富になり、よりシステム化された多元的な段階へと移行しつつある。

 ▽大衆投資時代への期待

 さまざまな統計データが示すように、中国人の投資・資産運用意識は十分に理性的なものではなく、大衆の投資に対応する社会的環境や制度システムがまだ成熟した段階には至っていない。

 専門化された市場の形成が進むにつれて、資産運用機関の成熟と投資体制の改善がリスク回避のための「両刃の剣」となる。ある業界関係者によると、専門的な資産運用機関は、一般投資家が経済や資本市場の成長から利益を受けることについて一定のサポートを与えうるという。

 いわゆる「大衆投資時代」とは、ある国の個人あるいは世帯の50%以上が貯蓄でなく投資によって個人資産を増やす状態を指す。ある専門家によると、現段階で中国が大衆投資時代に突入したとの結論を下すのは、いささか楽観的な見方に過ぎるという。

 ある専門家は次のように述べる。中国の大衆投資は現在、模索の段階にあり、これから長い道のりを歩まなければならない。大衆投資時代が真に訪れたかどうか判断するには、整った年金システムの確立を目印としなければならない。年金問題が解決すれば、人々の投資・資産運用の概念が生まれ、ニーズが掘り起こされ、大衆投資時代が早期に到来することになる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年8月18日

[1] [2]

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古