中国、60年で財政的な実力が著しく増強
新中国成立から60年で、中国経済全体は急成長し、世界のトップ3に入るまでになった。昨年、中国が一日で生み出した富は1952年の通年を上回った。GDPの拡大に伴い、中国の財政的な実力もついてきている。中国新聞網が伝えた。
中国財政部の謝旭部長によると、1950年当時の財政収入は62億元、08年にはこの数字が6兆1300億元にまで上昇、09年の予算では6兆6200億元の収入が見込まれ、60年間で1000倍以上伸びたことになる。
中国の財政収入は60年でどんどん新たな段階に進んでいったことがデータから読み取れる。62億元から1000億元の大台を突破するまでに28年、1000億元から1兆元までに21年かかり、1兆元から6兆元までに費やしたのはわずか9年だった。現在中国の1日の財政収入は建国当初(1950年)の通年の財政収入の約3倍にのぼる。
謝部長によると、経済の急成長を基盤に、持続的な税制改革の推進を通じて、税収入を中心に、非税収入で補足する健全な財政収入システムと級別・税別の財政体制が構築され、良好かつ健全で持続可能な財政収入の成長安定メカニズムが初歩的に形作られた。
財政的な実力の拡大は、中国の総合的な実力の持続的な増強を最も体現しており、経済発展と社会の進歩を促進する上での財力を保障をしている。1950年の68億元から08年の6兆2600億万元、09年の予算案の7兆6200億元までの60年間で財政支出は1120倍になった。
それと同時に、財政支出構造も絶えず調整が加えられてきた。政府の職能の変化と市場の資源配分における基礎的な役割の強化に伴い、財政は徐々に一般的、競争的な分野の直接投入から退き、一般的な支出を厳しく管理し、公共サービスや民生への投入を拡大し、新農村建設をはじめ、社会事業の薄弱な部分、困難な地域や末端階級や民衆への財政支出を確保していった。