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世界的視点からみた中国経済 (3)

 ▽中国の持続可能な発展には多くの課題

 4兆元規模の経済刺激プランは、中国が経済危機の衝撃にうち勝つのを助けてはいるが、中国経済は今後も引き続き国内外からのさまざまな課題に直面するとみられる。温家宝総理は今回のダボス会議でスピーチした際、「私たちは不適切な条件の下で、政策の方向性を変えることはできないし、変えることもない」と強調し、「中国経済の安定的で急速な発展を推進すると同時に、インフレを含むさまざまな潜在的リスクを警戒し、防止しなくてはならない。就業率、経済成長の質と効率、省エネ・汚染物質排出削減、人々の暮らしぶりといった指標は、国内総生産(GDP)成長率よりも一層重要だ」と指摘した。

 モルガン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長も同じような見方を示し、「経済成長モデルがよりバランスの取れたものになれば、中国は真の意味で世界の経済成長の動力になり、安定装置になる」と述べた。

 前出の呉国務資政によると、中国がひとたび経済構造のモデル転換の調整を実現すれば、巨大な内需市場が形成され、中国はアジア経済の成長を牽引するだけでなく、世界全体にも恩恵を与えることになるという。

 世界の経済運営グラフをみると、大規模な危機の後には新たな産業技術革命が起こるのが常だ。科学技術部の万鋼部長は今回のダボス会議で「過去1年間の国際金融危機を経て、一連の新しい経済分野で変化が生じており、エネルギー、生物、情報、新材料、先進的製造業などの分野で新たな成長点が誕生する見込みだ」と述べた。

 万部長によると、各種のエネルギー新製品の推進活動では、他都市に先駆けて国内10都市で発光ダイオード(LED)を利用した照明器具や電気自動車の発展を推進している。今回のダボス会議にあたり、大連市は会議用の公用車として省エネ自動車や新エネルギー自動車約200台を採用した。

 一連の課題に直面してはいるものの、中国の経済成長に対する国際社会の信頼感はますます強まっている。温家宝総理が今回の年次総会で世界に向けて打ち出した力強く高らかな響きのように、今は危機への対処で重要な時期だ。しっかりと最後までやり遂げることが勝利につながる。金融危機の暗雲が一掃されれば、世界は必ずや明るい明日を迎えられる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年9月14日

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