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中国にプライベートジェットの時代到来?

 このほど開催された、私的な目的による航空機の民間利用(通用航空)について話し合い、関連製品を展示する2009年中国国際通用航空大会では、流麗なフォルムの赤い小型航空機が来場者の人気を集めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 人気を集めたのは米シーラス社が製造した単発ピストン式4人乗り自家用飛行機「SR22-GTS」で、今年に入ってから中国の北西部地域に住む不動産業者が約500万元で購入したことが知られている。北西部地域で自家用飛行機を購入した初めてのケースだ。

 大会に出品されたその他の航空機と比較すると、SR22-GTSは性能の点ではまあまあだが、唯一無二の存在とはいえない。それにもかかわらず特に人気を集め、多くの来場者が一緒に記念写真を撮り、子どもたちはうっとりした様子で機体をなで回した。

 西安からきた張暁強さんは「(SR22-GTSを)今は買えないが、この間私たちと同じ北西部の人が買ったので非常に嬉しく思っている。10年か20年したら自分も買えるようになるかもしれない。10年から20年ほど前には、個人で自動車を買うなんて考えられもしなかったが、今では自分も自家用車を持っている」と話した。

 身軽で便利な自家用飛行機を操縦して、広い大空を駆けめぐるのは、多くの中国人が抱く夢だ。だが圧倒的多数の中国人にとって、この夢の実現にはなお多くの制約がつきまとっている。

 一つには、中国人の収入に限界があり、自家用機を買える人が少ないことだが、より重要なのは、中国には現在、自家用機の急速な発展を推進する上で必要な一連の条件が整っていないということだ。

 第一に、低空域の開放の問題がある。中国の低空域の大半は未開放であり、法律・法規に基づき、自家用機は飛行のたびごとに報告して認可を受けなければならず、認可には最短でも半日がかかる。また空港整備やアフターサービスも遅れており、自家用機の発展を難しくしている。空港整備を例に取れば、国内には現在利用可能な空港が160カ所しかなく、そのほとんどが中心都市にあるため、中心都市以外に着陸することが大変難しい。

 低空域を飛行できないため、自家用機を買った人は高空域を飛ばなければならない。楽々と高度を上げようと思えば、優れた性能の航空機が必要になるが、こうした航空機は値段が高く、1機あたり1千万ドルは下らないばかりか、毎年500万元以上の維持管理費も必要になる。

 大陸部の自家用飛行機販売業務を長年手がけてきた亜飛太平洋有限公司の李赫・地域販売マネージャーによると、実際、毎年の大陸部での自家用機販売量は極めて少ない。昨年の同公司の販売量はわずか4機で、いずれも各省の富豪番付の上位に上がる富裕層が購入した。価格は1機あたり1億元以上だった。

 中国通用航空専門家委員会の予測によると、今後10-15年で中国は現在の自家用機政策のカベの改革に成功し、国内経済も持続的で健全な発展を維持し、自家用機の保有量は2006年の11機から大幅に増加する。だが自家用機時代の到来について語るにはまだ早すぎる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年10月20日

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