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「農業はかっこいい」就農する日本の若者たち

 日本では今、コンクリートジャングルの都会を離れ、田舎で農業を始める若者が増えている。楽しみのためではない。深刻な食糧危機への懸念がその背景にある。若者たちは農業を最もかっこいい仕事にして、日本の農業をもう一度盛んにしたいと夢を描く。「国際金融報」が伝えた。

 世界2位の経済体である日本は現在、食糧の60%を輸入に頼る。気候変動で世界の食糧供給量が不足したり、エネルギーコストの影響で国際市場における穀物価格が高騰したりすれば、日本は将来、食糧を輸入出来なくなると懸念する人は多く、食糧の安全保障は深刻な問題だ。そこで、自動車や電子製品を売って豊かになったこのハイテク国の若者たちが、農業の新しいイメージを確立しようと立ち上がった。

 NPO法人「農家のこせがれネットワーク」の代表を務める宮治勇輔さん(31)は最近、若い農業従事者たちに「日本は経済規模が大きく、いくらかの現金ももっているが、近いうちに海外からあれほど多くの食糧は輸入できなくなる。農業をかっこよくて、注目を浴びる、もうかる仕事にしたい。未来の主人公たちは、野球選手でなく、農夫になることを夢見るようになる」と語った。

 宮治さんは養豚業の家に生まれた。同ネットワークの会員には、農業従事者約200人のほか、同じように食糧への危機意識をもつ支援者たちが名を連ねる。

 宮治さんは「農業振興に残された時間は5年しかない」と警告する。生産した農産品は「Refarm」ブランドで消費者に直接販売し、卸しや代理販売のコストを削減するスタイルを打ち出している。

 流行の髪型で澁谷を闊歩し、ツメにはネイルアートが光る今時の「ギャル」も農業に参入した。歌手、音楽プロデューサー、モデルの藤田志穂(24)さんは農業プロジェクト「ノギャル」を立ち上げ、農村で米作りをしたり、自身のブログでトウガンやトマトの栽培の秘訣を伝授したりしている。藤田さんは、若い人がいきなり農業を始めるのは難しいが、若い人の間で農業がブームになれば、日本の農業は完全に変わる。日本には農業が必要だと記している。

 日本の就農人口は高齢化が急速に進む。60歳以上が7割を超え、半数近くが70歳以上、39歳以下はわずか8.5%だ。また全国では約3800万平方キロメートルの耕作地が放置されており、うち88%は持ち主の高齢化が進み、農作業が困難になったため放置されたものだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年10月28日

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