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アジア航空業のライバルは中国高速鉄道 南方航空社長

 中国は高速鉄道の時代へと急速に進んでいる。これに伴い、中国の航空会社は国際航空市場により多くウェイトをおくようになるとみられ、ひいてはアジア全体の航空業界に「中国高速鉄道時代の衝撃波」となって伝わることが予測される。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 中国南方航空集団公司の司献民総経理(社長)は29日に閉幕した2009年アジア航空展望サミットで、「変幻自在で予測不可能なマクロ情勢に比べ、中国高速鉄道の急速な発展が航空業界にもたらす影響は確実かつ明確で長期にわたるものだ。中国運輸市場の競争局面を根本的に変え、国内の航空運輸企業の経営環境を大きく変え、アジアや世界の航空輸送の局面に間接的に影響を与えることが予想される」と発言した。

 司総経理によると、日本やフランスなどの先進国の例をみると、高速鉄道は安全で速く、快適で全天候型の輸送方式の一つであり、現代交通輸送システムの重要な構成部分であり、輸送市場の競争局面に重要な影響を与える存在だ。中国の高速鉄道はスタートが遅かったが、急速に発展しており、特に国内での投資拡大、成長促進を背景にして、未曾有の発展チャンスを迎えている。中国の中・長期鉄道網計画によると、2020年には鉄道建設投資が総額5兆元を突破し、営業距離は12万キロに上り、うち時速200キロ以上の区間は1万8千キロに達して、世界の高速鉄道の総営業距離の半分以上を占める見込みだ。

 投資と技術とが両輪となって、中国は高速鉄道の新たな時代へと急速にコマを進め、国内航空輸送業はますます大きな挑戦を受けることになった。一部の国内民用航空支線市場は高速鉄道と競合しており、市場シェアを高速鉄道に奪われつつある。国内民用航空幹線市場はそのほとんどが高速鉄道のサブ路線のような状態に陥っている。国内で経済が最も発達し、人口が最も密集する中心都市のほとんどが高速鉄道網のカバー範囲に入っており、民用航空輸送市場の80%が高速鉄道からなんらかのダメージを受けている。北京・上海間の鉄道旅行は乗車時間はほどほどで、運賃も相対的に安いため、多くの旅客が飛行機をやめて鉄道に流れている。高速鉄道には安全、快適、時間が正確、輸送量が大きいといった優位点があり、中・短距離路線では特にこうした特徴が活かされる。

 司総経理によると、中国三大航空グループのうち、南方航空の国内路線ネットワークが最も細かく、運航量も最も多い。主なカバー範囲は中南地区や東北地区などで、高速鉄道から受けるダメージが大きい。特に北京-瀋陽路線、北京-太原路線、上海-武漢路線の3つの旅客路線が最も大きな影響を受けている。高速鉄道の強い競争力に迫られて、世界第2の民用航空大国として立つために、中国の航空会社は比較的優位に立つ国際路線により多くのエネルギーを注がざるを得ない。このことは国際航空市場の競争を加速させ、アジアの航空業界全体が中国高速鉄道の衝撃波を間接的に受けるようになることを意味している。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年10月30日

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