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中国車の「輸出時代」は当分先のこと

 商務部など6部門がこのほど共同で、国産自動車製品の輸出の持続的で健全な発展の促進に関する意見を発表したのに先立ち、関連部門の関係者が管理層に輸出計画を打ち出すよう促していたことが明らかになった。「国際金融報」が伝えた。

 だがある専門家は、中国自動車産業に輸出時代が到来するのは当分先のことだという。主な理由として、中国で「主流」といわれる乗用車企業は、ほとんど全部が合弁企業であり、その生産する製品はすべて多国籍企業のブランドである。こうしたブランドの製品はかねてより世界に輸出されているが、これらの企業が生産する製品のモデルは欧米市場に数歩遅れを取っているのが常であり、中国の消費者が購入できるのは時代遅れの車種ばかりだ。これでどうやって国際市場で競争するというのか、という。

 過去数十年間、中国はほぼ完全な自動車輸入国だった。輸出が行われるようになったのはここ数年のことで、中国独自ブランド車の誕生はそれよりさらに後のことだ。中国独自ブランド車の輸出が可能になったのは、価格の低さが主な原因で、一般的な輸出先は中国よりもさらに発展が遅れた国や地域だ。輸出の急増といっても、比較の対象になる数値が低いからこその急速な増加で、絶対的な数をみれば、1千万台を生産する自動車大国の輸出台数がわずか数十万台というのは、まったく話にならないことだ。

 現在、中国は世界で最も成長ペースが速く、最も発展の潜在力が高い自動車市場と認められており、世界の多国籍自動車メーカーのほとんどが中国に進出している。このたびの金融危機では、中国市場で発展を遂げている多国籍企業が受けたダメージは小さかったが、中国市場での発展が遅れた多国籍企業は大きな影響を被った。中国はいずれの多国籍企業にとっても世界最大の市場となりつつある。こうしたわけで、中国市場での競争イコール国際競争への参入であり、中国市場の占領イコール国際市場の占領であるとの声が根強いのだ。

 中国企業協会の王忠禹会長によると、現在の中国市場の利益率は、国際市場の平均の5倍だ。中国自動車市場はすでに世界一を達成し、今年の販売台数は問題なく1200万台を突破するとみられる。将来の中国市場が2倍に成長すれば、2千万台や3千万台の達成も可能であり、これほど巨大な市場は世界に二つと存在しない。回り道をしてはならない。

 中国の自動車企業はまず、国内自動車市場をしっかりと占領し、品質向上に取り組むべきだ。生産する自動車製品を各階層に向けて販売し、今後は主にミドルエンド・ハイエンドのユーザーを対象に発展をはかり、中国市場を大きく、強くすることが必要だ。中国の自動車メーカーには現在、わざわざ回り道をして、ひたすら輸出の拡大を追求する必要はない。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年11月12日

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