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中国、為替レートの安定維持を強調

 第5回中欧工商サミットが11月30日、江蘇省南京市で開かれ、温家宝・総理が講演を行った。内容は次の通り。国際金融報が伝えた。

 今年は新世紀に入って以来中国の経済社会の発展にとって最も困難な一年であった。また逆境に悠然と対応し、苦難を克服し、試練に立ち向かった一年でもあった。世界金融危機の大打撃によって中国の外需は大幅に萎縮する一方で生産過剰となる悪循環が突出し、企業が経営難に陥り、失業者が増え、経済成長が著しく低下した。中国政府は内需拡大や経済の比較的速い安定成長を促進する10項目の措置をすぐさま打ち出し、積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を断固として実行、世界金融危機に対応する一連の計画を全面的に実施するとともに常に改善を加え、比較的短期間で経済の下降に歯止めをかけた。今年の1月-9月、中国の国内総生産(GDP)成長率は7.7%だった。

 中国は世界各国との経済・貿易協力を積極的に進め、製品の輸入や対外投資、対外支援の拡大のほか、政府のマクロ経済政策との協調強化や国際的な経済・貿易と金融システム改革を推進し、世界経済の回復に尽力している。

 人民元為替レート問題について、一部の国は人民元の切り上げを求める一方、中国に対し名目ばかりの貿易保護主義をとっている。これは公平を欠き、実際には中国の発展を制限するものだ。

 長年、米国と欧州連盟(EU)は人民元の切り上げを求めていたが、こういった声は金融危機が世界を襲ってからさらに激しくなった。歴史に稀に見る世界金融危機にありながら、人民元レートは基本的に安定を維持し、中国経済の発展や世界経済の回復に有利に働いた。中国は主体的かつ調整可能で漸進的な原則に基づき、人民元レートのメカニズムを形成し、合理的でバランスの取れた水準で人民元の基本的な安定を保持していく。

 これについて中国商務部の陳徳銘部長も同日ジュネーブで開かれた中国・スイス自由貿易エリア共同フィージビリティースタディ起動式に出席した際、中国は独自の為替レート改革の方向を堅持するとし、現在の情勢下で人民元レートの基本的な安定を維持するのが非常に重要であり、世界経済の回復にも有利になるとの中国当局の見方を示した。中国の為替レート改革は非常に順調に進められており、2005年以降、人民元の対ドルレートはすでに約20%引き上げられた。

 昨年の中国の貿易黒字は約2900億ドルにのぼったが、今年は1000億ドル以上減少する見通しだ。中国の輸出も大幅に減少したが、輸入はさほど減っていない。このことは中国の為替レートが世界経済の安定に重大な貢献を果たしていることを示している。

 陳部長はさらに、各方面に世界の主要準備通貨高の安定を維持するよう呼びかけた。世界の主要貯蓄通貨は現在値下がりを続け、世界経済に多大な困難をもたらしている。こうした困難を他の国に転嫁するのは明らかに理不尽なことだとした。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年12月1日

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