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中国観光業は「黄金の10年間」に突入

 中国観光研究院が主催した、2009年の観光経済の運営分析と2010年の発展予測について話し合い、「中国観光経済青書」の成果発表会も兼ねた会議が7日に開催された。

 会議では、09年の観光経済の運営状況に関する基本的な判断、10年の観光経済の発展情勢に対する分析と予測、10年の観光経済の発展に向けた政策・提案などをめぐり、関連の研究成果が発表された。

 ▽09年、観光者数がのべ20億人突破

 同院関係者の説明によると、金融危機の影響が引き続いていることに加え、新型インフルエンザの突然の発生により、09年の中国観光経済の運営は二重の打撃を受けた。

 だが中国の経済社会の発展という良好な土台の上で、観光経済は好調な業績を上げた。規模が拡大し、国内の観光客と海外からの観光客とを合わせた観光客数はのべ20億人を突破した。

 金融危機の影響が深まるにつれて、中国では、長期にわたって海外から中国を訪れる入境観光とハイエンド観光市場に基づいて形成されてきた需給システムが大きな打撃を受け、構造的な需給の問題点が目立つようになった。全体としてみると、09年の旅行ニーズは「数は多いが、成長は緩やかで、消費は低い」というこれまでの基本的な特徴を踏襲した。旅行率はさらに上昇して、08年の128.9%から09年の140%となり、旅行の大衆化傾向が顕著だった。旅行スタイルをみると、フリーツアーや家族旅行の割合が引き続き上昇し、観光が日常生活の中での楽しみとして重要なものになっていることがうかがえる。だが消費額をみると、低消費の傾向が明らかで、半数の旅客は
旅行1回あたりの消費額が2千元を切り、消費構造が引き続き基本的な消費項目に偏る傾向がみられる。

 こうした情況の下で、観光業界は大衆的な市場をにらんでモデル転換を加速させている。ホテルの旅客資源構造が単一化から多様化へと変化し、海外からの顧客が中心だったホテルが国内の顧客開拓に本腰を入れたり、ビジネス客中心のホテルがレジャー客や団体客に注目するようになったり、また一部の旅行社は入境観光業務を中心とした営業スタイルを、国内業務をより多く取り扱うスタイルに転換させたりしている。また観光企業は市場の拡大を積極的に進め、合併再編の新たなラッシュが起きている。サービスの個性化、コストの縮小、新しい技術の応用を特徴とした改革も加速している。

 ▽観光業が戦略的な基幹産業に

 09年12月1日に「国務院の観光業の急速な発展に関する意見」が打ち出されると、観光業は国民経済における戦略的基幹産業に格上げされ、観光経済の発展に向けて政策面での良好な条件が整えられた。現在、中国の観光経済は急速に発展する戦略的なチャンスの時期にあたり、観光経済は今年、より順調かつ急速に成長する見込みだ。

 世界観光機関(UNWTO)がこのたび発表した予測によると、20年には中国は世界最大の観光目的地になるという。業界では、これからの10年間が中国観光業の発展にとって「黄金の10年間」になるとの見方が一般的だ。

 同院の分析によると、10年の観光業の発展には4つの傾向が予想される。

 (1)旅行ニーズの全体量が緩やかに増加し、フリーツアー化、セルフツアー化、情報化の傾向が一層顕著になり、エコロジーをテーマとした旅行が大きく発展する(2)観光産業のモデル転換、グレードアップ、集約化の発展が加速し、企業の改革が強化され、外資系企業の中国観光市場への進出が加速する(3)観光をめぐる公共サービスがさらに増加し、観光管理体制の改革が加速する(4)制度の刷新、地域の戦略プラン、交通インフラの改善などにともなって、地域規模の観光に新たな可能性が生まれる、の4点だ。

 同院の予測によると、10年の国内観光者数はのべ21億人に達し、前年比12%増加する。国内観光収入は1兆1千億元(同14%)増加の見込み。入境観光者数はのべ1億3600万人で同約8%増加し、観光による外貨収入は420億ドル(同約10%増)に達する見込み。海外への出境観光者数はのべ5400万人で同15%増加し、出境観光支出は480億ドル(同14%増)に達するとみられる。通年の観光総収入は1兆4千億元で、同13%増加する見込みだ。(編集KS)

 「人民網日本語版」2010年1月8日

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