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吉利、ボルボ買収へ そのもくろみは?

 中国自動車大手の浙江吉利控股集団は28日夜、米自動車大手フォード・モーターからスウェーデンの高級車ブランド、ボルボ株全株と知財権を含む資産を買収することで最終合意したと発表した。蛇が象を飲み込むような買収となったが、業界では中国の自動車メーカーが成長方式の転換に向け、産業のグレードアップと国際的、対外的な発展を図る上で一里塚的な意義をもつと考えられている。

 ▽自主ブランドの高級化 夢を実現へ

 中国の国産車の歴史を振り返ると、小型車がどうしても主流で、高級車市場にはこれといった足跡が残せずにいた。

 吉利のボルボ買収は国内の自動車メーカーが初めて手にした世界への切符といえる。ボルボといえば、特に欧米や日本など自動車先進国・地域の市場でその価値を認められている高級ブランドだ。吉利はボルボの鍵となる知的財産権を頼りに、全く新しい高級ブランドを打ち出し、吉利車ひいては中国車のブランドイメージと国際的な知名度をいっそう高めていきたい考えだ。

 ▽市場を以って技術と交換 新たな段階へ

 吉利のボルボ買収で注目しなければならないのは、吉利が単騎で闘ったわけではないことだ。その背後には国内の銀行や地方政府乃至は中央政府部門の大々的な支援があった。さらに重要なのは、吉利が世界最大の新車市場の主戦場である中国の自動車市場の強みを生かしたということだ。

 改革開放から30年余り、中国の自動車産業は「市場を以って技術と交換する」ことを旨とする合弁企業の急速な成長期を駆け足で経験してきたが、実際は合弁方式によってさほど核心技術を習得できなかった。吉利によるオーストラリアの部品メーカーDSI買収、ロンドンタクシーで有名なマンガニーズ・ブロンズ買収、今回のボルボ買収のいずれも、中国の自動車市場の大きな成長の可能性が相手を動かし買収成功に導く重要な要素となった。ある角度からみると、中国の自動車産業は外国企業の買収と世界最大の新車市場という魅力を生かし、「市場を以って技術と交換する」試みに成功したといえる。

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