2010年4月19日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:18:37 Apr 19 2010

新規融資額2兆6千億元は多い?少ない?

 中国人民銀行(中央銀行)が12日に発表したデータによると、第1四半期の人民元建て新規融資額は2兆6千億元(約35兆5162億円)となり、前年同期の4兆5800億元(約62兆5632億円)から大幅減少した。ただ、取材を受けた専門家はいずれも、2兆6千元の増加は依然として高い水準にあり、実体経済の資金需要は旺盛で、銀行融資は今後も合理的な増加を保つと見ている。

▽第1四半期の融資増加は合理的範囲

 アジア開発銀行(ADB)中国駐在員事務所の上級エコノミスト庄健氏は新華社の取材に対し、「1-2月の融資の伸びは明らかに過熱気味で、3月の伸び率5千億元(約6兆8300億円)増は前年同期の1兆8900億元(約25兆8175億円)より大幅減少したものの、相対的に見て適切かつ合理的な範囲に収まっている」との認識を示した。

 交通銀行のチーフエコノミスト連平氏は「今年の新規融資目標7兆5千兆元(約102兆4506億円)を全体として計算すれば、2兆6千億元の増加は年間目標の34%にあたり、過去の規則性に基づけば、30%から40%の比率は合理的な範囲だ。監督管理部門が求めるバランスの取れた融資とも合致する」と述べた。

 一般的に、第1四半期の融資増加はその年の融資の増加規模を決めると言われる。昨年第1四半期、中国の新規融資額は4兆5800億元で、年間新規融資額の45%以上を占める。第1四半期のこの高すぎる比率がその後の先細りを招いた。これを受けて、中国人民銀行と中国銀行監督管理委員会は昨年上半期、融資のバランス調整を行う方針を打ち出した。

 中国人民銀行は同報告書の中で、第1四半期の通貨貸付は合理的な成長で、経済回復の兆しをさらに確かなものとした、としている。

▽実体経済の資金需要を反映

 金融は現代経済の血液であり、融資通貨の成長はある程度、マクロ経済の運営状況を反映する。アナリストによると、現在の融資の合理的な成長は、資金に対する市場主体の強い需要を示している。

 中国人民銀行がまとめたデータによると、第1四半期、中国の個人貸付は前年同期比4979億元(約6兆8014億円)増の9202億元(約12兆5700億)となった。個人貸付のうち、個人向けの住宅ローンが相当の部分を占めている。

 また、広義のマネーサプライ(M2)と狭義のマネーサプライ(M1)がいずれも減少に転じているものの、依然として高い水準にあり、金融が経済に対する合理的なサポートの役割を果たしている。(編集YT)

 「人民網日本語版」2010年4月14日

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古