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中米の良好な関係 カギは米国にあり

 第2回中米戦略・経済対話が今日開幕する。米国からはヒラリー・クリントン国務長官とティモシー・ガイトナー財務長官が率いる、内閣・連邦政府の関係者200人からなる大規模な代表団が北京を訪れ、対話に臨む。中国からは同じく大勢の閣僚や政府関係者が出席する。かつてない大規模な陣容から、両国関係の極めて大きな重要性と極めて大きな複雑性とがありありとうかがえる。「国際金融報」が伝えた。

 中米関係の重要性は誰しも認めるところだ。今回の対話は、世界最大の先進国と世界最大の発展途上国との間で行われる対話であり、世界で最大最強の国と急速に発展を遂げる大国との間で行われる交流であり、世界一の経済体と世界2位になろうとしている経済体との間で行われる「切磋琢磨」だといえる。両国関係は複雑さを回避することはできない。両国の間には相互に依存しあう緊密な関係がすでに存在しており、相互に警戒しあう予防の意識もまた存在している。そこでトップレベルでの対話がぜひとも必要になる。

 中米関係はこのように重要であり、絶えず摩擦が起こっている。では両国関係にはどのような問題点があるか。それは次の2点にほかならない。第一に、米国の保守勢力と世論の主流はいまだに冷戦イデオロギーを放棄していないし、放棄しようとしていない。このため中国国内でなんらかの不確定要因がひとたび発生すれば、米国の保守派・世論の主流はこれを大っぴらにあるいは密かに励まし、支持するのだ。第二に、米国の「リーダー意識」が中国を警戒するもう一つの根本的な原因だ。米国は心情として他国が米国に取って代わることを受け入れられないし、他国の後についていくこともできない。他国が安全な距離を保って自分の後ろにいるのでなければ、圧力を加えて退却を迫る。1980年代の日本がまさしくこのケースだ。

 こうしたわけで、米国は中米関係を決定する主導者である。改革開放後の中国はとっくにイデオロギーで線を引くことをやめ、世界のすべての国々と平等互恵の基礎に立って交流を繰り広げている。だが米国はイデオロギーで線を引くことを堅持し、中国の発展を制約しようとしている。たとえば、米国は対中ハイテク技術の輸出を制限しているだけでなく、欧州連合(EU)の対中武器売却の解禁を阻止することにも力を入れている。

 中国は戦略性と全体像という高見に立ち、長期的な視点で両国関係に対処し、両国関係を保護すると再三表明してきた。だが米国はいまだ中国の提案に公式に賛成していない。1990年代末、クリントン大統領時代に両国は「戦略的パートナーシップ関係」を樹立したが、実質的な効果が現れないうちに、ブッシュ大統領が政権を執り、両国関係は「戦略的競争相手」とされるようになった。その後はたびたび「複雑な関係」とされるようになった。

 中国に対して要求があるときの米国は「同じ舟に乗る者同士助け合おう」と甘い言葉をささやくが、危機や困難が過ぎ去れば、渡り終わった橋を壊して中国の核心的な利益に損害を与える可能性がある。中国は警戒を怠ってはならない。(編集KS)

 「人民網日本語版」2010年5月24日

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