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韓国と日本の経済競争

 世界金融危機の爆発以降、韓国と日本という東アジアのライバルとも言うべき2カ国の明暗がわかれた。北京青年報が伝えた。

 韓国は世界金融危機にうまく対処し、09年の経済成長率は0.2%のプラス成長だった。対ドル、対円相場でのウォン安という有利な条件で、サムスンは世界で市場価値が最も高いIT企業となり、現代自動車は各大陸の史上で売上高を伸ばし、サムスン、LGの携帯電話や家電は向かうところ敵なし、09年末には400億ドル相当のアラブ首長国連邦の原子力発電所建設を受注し、韓国は原子力発電所の輸出国となるなど、韓国製品は国際市場において勢いを伸ばした。

 一方日本の09年の経済成長率は-5%。グローバル企業は次々と日本から撤退し、日本航空の破綻、トヨタのリコール問題、ソニー、パナソニック、日立などの電器・電子メーカーは国際市場での地位を韓国のサムスンやLGに譲り渡すなど日本の代表ともいえる企業が相次ぎ失敗を重ねた。

 日本が経験した「バブル経済破綻から20年」が「失われた20年」だとすると、韓国は「追う20年」だったといえる。この20年、日本と韓国の国内総生産は11倍から5.3倍、国民1人あたりの所得は3.9倍から2.1倍に縮まった。主要産業では、半導体、テレビ、携帯電話、造船などで韓国はすでに日本を抜き、自動車、鉄鋼、化工分野で日韓の差は大きく縮まっている。ただチップや情報通信などの分野では日本に追いついていない。貿易面では、09年に韓国の貿易黒字は初めて日本を抜いた。

 日本のメディアは韓国企業の成功を、先進国の市場に照準を合わせるとともに発展途上国の市場も重視し、現地化戦略、特に企業の人材の現地化を図り、企業は大胆にすばやく経営判断を行い、高付加価値製品の投入と販売に力を入れ、首脳が外交手腕を発揮した、とまとめている。

 日本企業、特に輸出企業には先端業界が多く、主に先進国への輸出に的をしぼっている。韓国の積極的な攻めに対し、日本人は「韓国は価格競争と量産では強いが、日本企業は技術力と品質で勝負する」という立場を堅持している。

 かつての「師」である日本と経済強国である英国の賞賛に一部韓国メディアは浮かれ、「日本が韓国に学ぶ」という夢に酔っている。それでも冷静に判断するメディアもあり、韓国が喜ぶのは時期尚早とし、まだ今は世界一流という心地いい幻想に浸ってはならないと警鐘を鳴らしている。総体的、特に技術的に韓国は日本に劣っている。昨年の米国の特許登録ランキングで韓国は米国と日本に次いで3番目だった。08年の技術貿易収支をみると、韓国は31億ドルの赤字で、日本は150億ドルの黒字を計上した。世界シェアトップの韓国商品はわずか53品目、日本は234品目に上る。09年に韓国は初めて貿易黒字額で日本を抜いたが、日韓貿易では270億ドルの赤字だった。韓国の輸出製品に使われている核心部品や原材料の多くは日本製品だ。

 両国の技術の差は基礎科学力の差からきている。これまでに日本は物理学や化学、生命医学などの分野で13人のノーベル賞受賞者を出したが、韓国からはまだ1人も自然科学のノーベル賞受賞者が出ていない。

 国内に目を転じると、世界第2の経済大国になろうとしている中国の経済成長は韓国にも増して勢いがある。今年、経済総量が日本を抜いた後、どういう心構えでいるべきだろうか?(編集KA)

 「人民網日本語版」2010年6月21日

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