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サラリー「マン」?それともサラリー「奴隷」?

サラリー奴隷の10の条件
(1)昇進・昇給を自分で決めることができない。
(2)周りにコネや後ろ盾を利用して這い上がっていく同僚が常にいる。
(3)努力と収入が常に釣り合わない。
(4)事業を成功させたいと思っているが思い通りにならない。
(5)ぶらぶらした暮らしを送りたいが仕事に日々追われている。
(6)人にやさしくしているのに、いつも誰かに陰口を叩かれる。
(7)いくら出来がよくてもコネにはかなわない。
(8)ちっぽけな人間にはなりたくないが、ちっぽけな人間がいつも上に立っている。
(9)会社制度より上司の一言が効力をもつ。
(10)忙しいがどうして忙しいのか分からない。ただやみくもに忙しく、当初の理想からますます離れている。

 中国では今年、職場をめぐる驚愕ニュースが相次いだ。中国の語学学校「山本培訓」を展開する山木教育集団総裁が強制わいせつ容疑で逮捕、女性社員に対する卑劣な行いが明るみに出た。南海ホンダでは日本人従業員との50倍という給与格差の改善を求めてストライキが起きた。こうしたなかで「サラリー奴隷」という言葉が生まれ、サラリーマンたちの共感を得ている。国際金融報が伝えた。

 サラリー奴隷は中国人作家、陸琪が初めて提起した概念。陸氏によると、全部で10の条件があり、うち5つ当てはまれば、サラリー奴隷の初期段階だという。

 会社勤めのホワイトカラー、張さんはこの概念に深い共感を示している。張さんは、卒業して会社に入ったばかりの頃は事業に対する高いモチベーションがあったが、いまは目標が次第に見えなくなっているという。「理想と現実との間に、途方もない開きがある。毎日、朝早くに家を出て帰るのは真夜中。趣味や遊び、友達付き合いも全て失ってしまった。まるで会社のために生きているような感じがする」。

 こうした感覚を持っている人は多く、自分たちの置かれている労働状況を「6+1(6日出勤で週休1日)、白+黒(昼も夜も仕事)、8+X(8時間労働にX時間の残業)」「土曜は出勤が確定で日曜は休みが不確定」と言い表している。インターネットで行われた「サラリー奴隷」に関する調査では、「自分は他人の理想のために命を投げ打つサラリー奴隷」と答えたのが38.3%に上ったのに対し、「自分の事業に楽しみながら取り組んでいる」と答えたのはわずか5.4%だった。陸氏によると、サラリー奴隷の状況に置かれている人は中国大陸部に広く存在する。山木教育集団を始めとする多く現代企業では、従業員は自らの運命を握ることができず、上司や経営者に付き従わなければならない。不条理でひいては侮辱的な意味合いさえ持った規則や制度のもとで、わずかな給与のために全ての時間と労力を費やすことになるという。

 だがサラリー奴隷という表現に異議を唱える人もいる。市場経済の雇用制度で職場に競争が生まれるのは必然的なことで、問題はそれとどう向き合うかだとしている。あるネットユーザーは「プライベートと仕事は矛盾するものではない。最も肝心なのは心の持ち様。心の中をうまく整理できれば、何事もうまく行くはず。プレッシャーを避けることができない以上、心まで奴隷のように卑屈になるのではなく、真正面から向き合うべきだ」とコメントしている。(編集YT)

 「人民網日本語版」2010年6月25日

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