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2度目の人民元レート改革 専門家が語る

 金融問題について話し合う2010年陸家嘴フォーラムが25日と26日に上海市で開催された。今回のフォーラムは、中国人民銀行(中央銀行)が2回目の人民元レート改革を発表した直後に当たり、またG20(主要20カ国・地域)の首脳会議(金融サミット)がカナダで開幕した直後にも当たった。2回目の人民元レート改革と人民元レート、人民元の国際化などがフォーラムで最も熱心に議論された話題となった。「中国経済時報」が伝えた。

 ▽李韜葵氏「人民元レート改革は国内・海外経済の基本的側面に基づいて判断する」

 人民銀通貨政策委員会の委員を務める清華大学中国・世界経済研究センターの李韜葵主任は次のように述べた。

 今回の人民元レート調整の主な目的は、中国の経済構造調整を推進し、発展モデルの転換を加速させることにある。

 2回目の人民元レート改革の時期の選択は、条件が整って自然に決まったようなもので、中国経済の全体的状況と国際経済情勢とに対する基本的な判断に基づいて行われた。基本的な判断の中味は、中国経済が金融危機の暗い影からほぼ抜け出し、世界経済の基本的な回復状況は欧州債務危機によって揺らいではいないというものだ。よって中国経済の主要任務は構造調整と発展モデルの転換ということになる。今回の改革を打ち出したことは、過去22カ月間の金融危機に対する政策が終わりを告げ、中国が改めて人民元レート改革の道に立ち返ったことを意味している。

 ▽哈継銘氏「人民元上昇の利点は多いが急いではならない」

 中国国際金融有限公司の哈継銘チーフエコノミストはフォーラムで次のように述べた。

 長期的には、人民元はますます上昇するとみられる。これは中国にとって非常によいことで。消費の伸びをよりよく牽引するだけでなく、中国経済の発展を推進し、よりよくバランスとよれた地域の発展にプラスになる。人民元の価値が上昇すれば、給与水準も上昇し、ますます多くの企業が沿海部から内陸地区に移転することが可能になる。これにより内陸部の貧困地区と沿海部との差が一層縮まるとみられる。

 人民元が急速に値上がりするとは思えない。グローバル経済の成長が鈍化し、米国経済が鈍化し、欧州連合(EU)もまた同じだからだ。経済刺激プランの影響が徐々に縮小し、復興後には二番底に陥るリスクがあることから、今後の数四半期はグローバル経済の復興の歩みがペースダウンすることが予測される。今後数カ月間、中国の輸出は鈍化し、人民元は上昇圧力にさらされ、こうした過程は長く緩やかなものになるとみられる。

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