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上海-南京間の高速鉄道 車内ガラガラでピンチ

 中国鉄道建設史上の一つの奇跡とされる上海-南京の都市間高速鉄道「滬寧高速鉄道」は、運行初日にして座席がガラガラで乗車率が極めて低いというピンチに直面することになった。「国際金融報」が伝えた。

 こうした状況が変わらなければ、同鉄道は深刻なコスト割れという圧力にさらされることになる。

 上海虹橋駅でみた実際の状況は楽観を全く許さないものだった。上海発・南京行きG7148号は4号車だけがやや混み合い、ほかの車両にはほとんど誰も乗っていなかった。2号車に乗っていた林さんは上海万博(2010中国(上海)万国博覧会)からの帰りで、「初めは4号車に乗っていたが、他の車両に誰も乗っていないのを見て、2号車に移動した。同鉄道が開通したと聞いて、ひとつ体験してみようと思った」と話す。

 実際に列車に乗ってみたわかったことは、同鉄道は大小さまざまな駅に止まるが、途中で乗り込む人がほとんどいないということだった。

 同鉄道は料金が高い。乗客の多くが嘆くように、たとえばG7148号車は一般の動車組(新型高速列車)より20分ほど早く到着するだけなのに、料金は56.99%も高くなる。サービスも従来の動車組とほぼ変わりない。南京に家があり、今は上海で働く陳さんは「料金が高すぎて、普通の人には乗れない。自分の月給は5千-6千元を超えることはないのに、月に2回家に帰れば600元が消えてしまう」と恨み節だ。

 だが無錫の公務員・張さんは「そうともいえない。高速鉄道はコストがかかるもので、料金が高くなるのは仕方ない」と話す。同鉄道は長江デルタ地域の経済形態や人々の生活方式を変え、実際的な意味で長江デルタの一体化を促進することが予想され、乗車率と収益状況は今後、時間の推移ととともに徐々に改善されるとみられる。

 同鉄道の運営状況は数カ月経って初めてわかるものだが、北京と天津を結ぶ京津都市間鉄道や武漢と広州を結ぶ武広高速鉄道の運営状況が参考になるとみられる。現在、両鉄道は基本的に人々に認められる存在となり、武広高速鉄道は開通からの半年間で乗客数が898万人を超え、乗車率は87.6%に達したという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2010年7月5日

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