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電気自動車 中国が目指す自動車新時代 

 中国の財政部、科学技術部、工業情報化部、発展改革委員会はこのほど、深センで新エネルギー車の個人購入を対象とした補助策の試験実施に関する会議を開いた。工業情報化部の苗ウェイ(土へんに于)副部長は「省エネ・新エネルギー車の産業発展に関する計画を8月末までに国務院に提出する見通し」と明らかにした。国際金融報が伝えた。

 これまでの動向から、中国が新エネルギー車および関連産業の発展に全力を注いでおり、世界の自動車工業が新たな革命を迎えようとしていることがうかがえる。

 しかし美しい青写真を実現するには、新エネルギー車に対する人々の認識がまだまだ不足していると言わざるを得ない。実際、新エネルギー車と言われているものは、ハイブリッド車(HV)、電気自動車、水素エネルギーを始めとする燃料電池車の総称だ。

 以上3種類の新エネルギー車にはそれぞれ長所と短所がある。ハイブリッド車は実現可能性が最も高い。内燃機関と電動機を同時に駆動させるもので、技術的に最も早く量産を実現し、航続距離が最も長い。一方、欠点として挙げられるのは原油に依存することだ。電気自動車はゼロ排出を実現し、技術的にも量産にこぎ着けている。ただ、航続距離や動力の面に頼りなさがあり、大量の充電ステーションを設置する必要があるなど関連設備の面でも課題を抱えている。水素エネルギー車は全く新しいエネルギーへの転換を実現した。排出や動力の面で最も優れている。一方、エンジン技術が複雑で開発コストが高いという欠点がある。

 ではどの種類の新エネルギー車が自動車新時代を制するのだろうか。大手自動車メーカーの社運を賭けた大勝負が始まっている。

 こうしたなか、いっそのこと3種類を同時に展開するという方法を採用する企業も見られる。韓国のヒュンダイや起亜(キア)は、ハイブリッドモデル「エラントラLPI」やディーゼル・ハイブリッド車「i-flow」、ソナタ・ハイブリッドなどハイブリット車の発売に続き、8月にはミニ電気自動車の試運転を開始。これと同時に世界最先端の燃料電池システムも完成させている。このほか、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)、ダイムラー、BMWなども巨額の資金を投入して3種類の同時開発を進めている。

 一方、中国の選択はほぼ明確になっている。苗副部長によると、新エネルギー車の技術路線は、電気自動車を中心に複数の新エネルギー技術が共存した発展モデルとすることでほぼ確定しているという。6月1日に発表された「新エネルギー車の個人購入を対象とした補助策の試験実施に関する通知」で、プラグイン型のハイブリッド車には1台に付き最高5万元(約66万円)、電気自動車には最高6万元(約77万円)の補助金を支給することが定められた。

 だがこの決定は物議をかもしだしている。電気自動車には発展の将来性が全くないとする反対意見と、中国は電気自動車をこのまま発展させて一足飛びの戦略を実施するべきとする賛成意見が対立している。

 筆者は、電力供給とコストの面で中国は電気自動車を発展させる資源的優位性を持つと考えている。中国はリチウム電池に必要なリチウム資源の貯蓄量が世界で2番目に多い。また電力供給も十分で、2030年に電気自動車の保有台数が2億台に達したとしても、電力部門の見通しによると、消費電力は発電量の10%に満たないという。(編集YT)

 「人民網日本語版」2010年7月13日

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