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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:37 Jul 13 2010

中国人の嗜好が日本企業の戦略を左右する (2)

 日本の医療機器メーカー・テルモも上海万博の日本産業館にかかわっている。同社のマネージャーは「年間の販売量増加率が30%に達する中国は、テルモにとって最も重要な市場となったが、中国の状況を理解するための方法を考えなくてはならない。われわれには経験がまったくない。これはわれわれが直面する最も大きな課題だと考えている。もしも単純に米国市場向けに研究開発された製品を中国にもってくるとしたら、たちまち価格競争に直面することになる」と話す。

 だが中国の嗜好に合わせて自社製品を調整すると同時に、多くの企業は彼らにとって最大の市場である中国市場の優位点は技術と品質にあるということも認識している。イナックスは営業活動の中で、企業の根っこが日本にあることを一貫して強調し、上海万博での展示内容は「日本のトイレ文化の展示」と呼ばれている。イナックスはさらに日本のシンガーソングライター植村花菜を万博会場に招き、来場者の前でオリジナル曲「トイレの神様」を披露する計画も立てている。

 テルモは中国でデジタル体温計を生産しているが、中国の消費者に販売するときには、製品の「日本品質」を常に強調している。パッケージには日本語の説明書も封入し、中国語と英語で日本品質の保証もうたっている。

 テルモの万博マネージャーは「これは過剰かもしれないが、品質という文化を守ろうとするわれわれの姿勢を伝えるものだ」と話す。

 しかし、このほど中国に進出した企業で自社製品を中国化させることを拒否し、それほど労せずして中国で根を張ることに成功した企業もある。

 今年5月、「ユニクロ」などのブランドを擁する日本の衣料品メーカー・ファーストリテイリングは、上海で最も高級とされるショッピング街にユニクロの大型旗艦店をオープンした。同社のスポークスマンによると、ユニクロはすべての店舗で同一の製品を、ほぼ同価格で、同水準の顧客サービスの下で提供することをモットーとする。同スポークスマンは「われわれはいかなる国の支店であれ、違うことをするのを許さない。世界は今グローバル化しており、日本の顧客が喜ぶ商品は、ニューヨークの顧客やロンドンの顧客や上海の顧客が喜ぶ商品とますます似通ってきていると確信する」と話す。(編集KS)

 「人民網日本語版」2010年7月13日

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