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中国、ウナギ生産大国も価格決定権なし

 ウナギといえば、日本式のかば焼きを思い浮かべる人が少なくない。中国食品土畜進出口商会によると、中国の消費者が口にするかば焼きのウナギは日本産でなく、ほとんどが中国産だという。「国際金融報」が伝えた。

 同商会がまとめたデータによると、日本ではウナギの7割以上を海外から輸入している。中国ウナギ産業にとって日本は主要市場で、輸出量全体の約6割を占めているという。

 今年1-5月の対日ウナギ輸出量は1万2千トンで前年同期の9800トンより27.1%増加し、輸出額は2億1千万ドルで前年同期の1億2千万ドルより70.8%増加した。日本の「朝日新聞」の報道によれば、ウナギ稚魚の漁獲量が減少したため、今年の日本のウナギ生産量は同約40%減少し、引き続き中国からの輸入量を増やすことが予想されるという。

 ウナギは栄養価の非常に高い魚だが、データをみると残念なことに、大陸部での一人当たり消費量は1.6グラム前後に過ぎず、日本のわずか千分の一だ。北京のような消費水準の高い都市でも、年間消費量は数百トンにとどまっている。

 同商会肉食水産部の劉岩副主任は、国内市場の開拓が進まない主な原因として、次の2点を挙げた。第一に、ウナギの価格は他の一般的な食用魚よりも確かに高く、消費者にとっては手が出しにくい。第二に、中国人消費者はウナギへのなじみが薄く、日本料理の食材という印象を抱く人が多い。

 劉副主任によると、ウナギは輸出と国内消費とで価格に大きな開きがあり、日本などに輸出する企業は輸出増値税の還付という補助を受けることができる。だが国内で販売すれば増値税を納めなければならず、価格は相対的に高くなる。

 劉副主任は「まさしくこうしたわけで、中国ウナギ産業の発展には対外依存度が高く、価格決定権が他人の手に握られているという特徴がある。国内消費者のウナギへの理解を継続的に高め、巨大な潜在力を秘めた消費市場を迅速に開拓することが、ウナギ産業全体が末永く生きながらえるための道だ」と強調する。(編集KS)

 「人民網日本語版」2010年8月19日

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