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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:17:15 Aug 20 2010

蘇寧電器のラオックス買収 目的は管理モデルの学習

 中国人観光客に最も人気のある日本のショッピングスポットと言えば秋葉原だ。ラオックス秋葉原店には、家電、パソコン、デジタルカメラ、腕時計、化粧品、工芸品など、ありとあらゆるモノが並んでいる。

 家電の販売責任者である岡野智彦氏は、「ラオックスは確かに変わった。以前は販促の効果が現れるまで2-3週間かかったが、今は1週間で効果が現れる」と述べる。店の各階は来客であふれており、ほとんどが中国人だ。店員も中国人だけでなく、各国出身者がおり、接客は13言語で対応しているという。「新華網」が伝えた。

 最近ラオックスは新宿に腕時計の専門店をオープンさせた。ここでは様々な高級腕時計を取り扱っている。中国人観光客の多くは日本で腕時計を買いたがる。価格は高いが、「本物」を買うことができるからだ。

 蘇寧電器による買収後、ラオックスはすでに黒字を実現しているという。日本ラオックスの羅怡文新社長はこのほど、NHKにゲストとして招かれ、集客術などについて語った。

 ラオックスは蘇寧電器による買収前、かつて130以上あった店舗も6店舗に減り、破産の危機に瀕していた。ラオックスの日本における影響力とブランド効果に目をつけた蘇寧電器は、日本式の管理とサービスを中国にもたらそうと考えた。

 チャイナリスト投資顧問有限公司の代表兼チーフエコノミストである孫田夫氏によると、蘇寧電器のラオックス買収は偶然の産物であり、蘇寧電器はそれまで一度も国外進出を考えたことは無かったという。なぜなら08年以前は、蘇寧電器は国美電器との競争が激しく、国外に進出する余力はなかったからだ。

 国内でしっかりと足場を固めた蘇寧電器は、海外市場を考慮し始めた。そして、香港支社の立ち上げにむけた準備中、ラオックス買収のチャンスが到来した。日本にいる華人とのコミュニケーションを通じ、双方はすぐに意気投合したという。

 孫田夫氏は、「蘇寧電器が海外進出する機はすでに熟していた。しかし多くの日本人はどうしてラオックスを買収するのかわからなかった。なぜならラオックスは当時経営が落ち込んでおり、規模も縮小していたからだ。実のところ、蘇寧電器は彼らの管理モデルを学びたかった」と述べる。

 例えば中国では、家電売り場はメーカー別に分類されている。30年前は日本もそうだった。しかし現在、日本の売り場は製品の種類ごとに分類され、小売店のスタッフが販売を担当する。顧客の立場から見れば、小売店は各メーカーの商品の優劣を比較するのに便利となるし、経営者側から見ると、日本の管理モデルの場合、同じ面積における販売額は中国の5倍となっている。小売店にとっても、売り上げ量がトップ20の商品だけを再入荷すればよく、資金繰りにもプラスとなる。

 中国の家電小売店がモデルチェンジを図るためには、日本の売り場におけるこれらの経験を学べばよい。もちろん関連のコンピュータシステムや物理システムなども取り入れていく必要がある。蘇寧電器はすでに南京に日本式の管理を取り入れたモデル店舗を開店している。(編集SN)

 「人民網日本語版」2010年8月20日

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