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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:08:18 Aug 25 2010

新車値下げも黒字に転換 トヨタ利益連鎖の秘密 (2)

 しかし多くの消費者からすれば、中国での販売台数、国産化率の上昇によって、部品のコストは希薄化するのが当然であり、新車が値下がりして部品が値上がりするというのは理解しがたい。

 ある業界関係者は次のような見方を示す。トヨタは一貫して利益至上主義の企業であるが、「リコール問題」の影響で今年上半期の一汽トヨタと广汽トヨタの販売台数は「目標期限の半分で目標数値の半分に達する」ことができなかった。このため、両社は値下げという「下策」をとらざるを得なかったのである。

 しかしトヨタはこれによって利益追求を放棄しようとはしない。「完成車よりもアフターサービスのほうが利益率は高い。最もよく売れている車種の部品価格を調整すれば、上昇幅がそんなに大きくなくても、新車値下げによる損失を簡単に相殺することができる」と業界関係者は話す。

 また、全車種を値下げすることで、中国での販売台数も目に見えて回復してきている。今年1-7月の乗用車メーカーの販売台数ランキングでは、一汽トヨタは21万2850台で第10位だった。

 利益連鎖の秘密

 実際のところ、トヨタの中国の部品サプライヤーの圧倒的多数が日本の供給体系と関係しており、ほとんどはトヨタの関連会社である。米国の自動車メーカーは、サプライヤーを2、3社選び、その相互間の競争によってコストパフォーマンスを高める方法をとるが、トヨタは資本参加の形式でサプライヤーと密接な関係を結んでいる。主要なサプライヤーはトヨタの、或いは独資会社の、或いは持株会社の「直系」であることが多い。

 ただしトヨタが部品メーカーに直接投資することはなく、傘下にある商社・豊田通商が表に立っている。豊田通商はこれまでに中国に118の企業を設立しているが、多くは独資会社やトヨタの関連子会社--アイシン精機やデンソーなどと共同出資してトヨタのために関連部品を製造する会社である。

 例えば、一汽トヨタや广汽トヨタにパワーウィンドウスイッチ、多機能スイッチ、中央制御盤アセンブリなどを提供している天津東海理化と仏山東海理化は、トヨタの子会社の東海理化と豊田通商が共同で設立した会社である。

 最近では、トヨタの関連会社の豊田紡織(上海)有限公司が60%を出資して長春の会社と合弁会社(投資額1.83億元)を設立し、カローラなどにシートやドアトリムを供給している。

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