中国版SNSのトップランナー「人人網」
米国のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)市場ではフェイスブックを「毎日少なくとも一回は訪問する」という人が急速に増えている。中国のSNS市場でも先輩格の人人網が大変な人気だ。「国際金融報」が伝えた。
ネット調査会社の上海艾瑞市?諮詢有限公司はこのほど、家庭・オフィス(公共機関を含まない)のネット利用者20万人を対象に行った調査での統計データを発表し、中国版SNSの人人網、新浪、捜狐、網易、騰訊、優酷、土豆網について比較を行った。調査結果によると、人人網の利用者一人あたりの月間訪問回数はのべ32.5回、サイトの一日あたり平均閲覧ページ数は約4億8千万ページ、利用者間の一日あたり交流回数はのべ41億回で、いずれも全サイトでトップだった。つまり、毎日4億人以上の利用者が少なくとも一回は人人網を訪問し、一回に約4ページを閲覧し、10回ほど友人と交流していることになる。
人人網の前身である校内網は、中国で最初に誕生したキャンパスのSNSコミュニティだ。2006年に千橡集団に買収されて同集団傘下のキャンパスコミュニティ5Qと合併し、新・校内網となった。
中国インターネット情報センター(CNNIC)が今年6月に行った調査のデータによると、人人網をよく利用する人のうち大学卒業以上の学歴をもつ人が62.1%に上り、ネット利用者全体を12ポイントも上回るという。また人人網利用者の所得もネット利用者全体の平均を上回るという。(編集KS)
「人民網日本語版」2010年10月14日