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中国にはレアアースを合理的に使用する権利がある

 日本のメディアの報道によると、日本の駐中国大使が中国のレアアース(希土類)輸出制限をめぐる「問題」について、中国側に圧力をかけ緩和を要請しようと、このほど米国、英国、ドイツ、フランス、韓国などの駐中国大使に招集をかけた。中国商務部のスポークスマンは15日、レアアースの採掘、生産加工、輸出に対する中国の管理措置は国際規範や世界貿易機関(WTO)のルールに整合していると主張。中国側はレアアースの輸出を封鎖手段にはしないと強調した。

 温家宝総理は先のヨーロッパ訪問で、「中国はレアアースに対する管理を強化する必要があるが、世界の需要を考慮し、レアアースを駆け引きの手段とはしない」と明確に宣言した。今年に入って商務部が通達したレアアースの輸出割当量は2万4281トンに上り、依然として世界一の輸出量を誇る。

 レアアースは再生不可能な希少資源で、先端技術や国防技術の原材料としては欠かせないものだ。現在、中国は世界の30%のレアアース埋蔵量で、世界の90%以上の需要に応じており、これを長期的に継続するのは難しい。さらに重要なのは、中国のレアアース産業の問題によりレアアースは長年、低価格で輸出されてきた。早い時期から中国のレアアースの開発と利用は数多くの環境問題を引き起こしており、レアアース産業の早急な規範化が求められている。近年、中国政府はレアアースの持続可能な発展を維持するため、レアアースの生産と輸出の管理強化に踏み切った。これは紛れもなく一国の主権範囲内の事柄に過ぎない。

 レアアースは重要な経済資源であるだけでなく、重要な戦略資源でもあることはどの国も明白だ。今年7月、米エネルギー政策のアナリスト、マーク・ハンフリーズ氏が「レアアース:世界のサプライチェーン」という報告を議会に提出した。その中で、中国、米国、ロシア、オーストラリアのレアアース埋蔵量はそれぞれ世界の36%、13%、19%、5.5%にもかかわらず、中国の生産量は世界の97%を占め、他の3カ国は生産すらしていないことが明らかにされた。これらの国は自らのレアアースには手を付けず、中国から輸入した廉価なレアアースを使っている。その目的は言わずとも知れている。さらに、すぐに使うためではなく、備蓄するためにレアアースを購入している国が多いことも明白な事実だ。

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