2010年11月4日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:17:17 Nov 04 2010

「人民元、20年後準備通貨に」中国人学者

 中国現代国際関係研究院(CICIR)世界経済研究所の陳鳳英所長は2日、北京で開かれたフォーラムで、人民元の国際化は情勢を見ながら段階的に進めていくべきだ、との考えを示した。中国紙、北京日報が伝えた。

 陳所長は、人民元の国際化に向けた見通しとして、(1)2020年、人民元がアジア地域内の主導通貨になる(2)2030年、真の意味で国際化が実現する―という2段階のタイムテーブルを示した。人民元の国際化とは、人民元が決済通貨、投資通貨、準備通貨になることを意味する。「この3つの役割は同時に兼ねることもあれば、交互に担うこともある」という。

 今年6月に中国人民銀行(中央銀行)が人民元改革の再開を宣言して以降、人民元の対米ドル相場は最高値を連日更新し、上昇幅は2%に達した。こうした中、人民元の国際化が加速すれば対米ドル相場が高止まりし、ひいてはブレーキが利かなくなるのでは、との懸念が複数の学者から示されている。

 これについて、人民銀通貨政策委員会の李稲葵委員は、為替相場をめぐる問題の鍵は相場ではなく、主導権にあると指摘。「中国経済の構造調整には、より柔軟で弾力のある為替相場体制が必要となるが、この柔軟性や弾力性は他国に左右されるのではなく、自国で調整するべきだ」という。その例として日本経済を挙げ、対ドル円相場の主導権を握れなかったのに加え、持続する貿易黒字によって円高見通しが一層強まったため、ホットマネーが流れ込み資産バブルを招いた、と説明した。(編集YT)

 「人民網日本語版」2010年11月4日

  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古