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外資系投資銀行、来年の中国経済になお期待 (2)

 ▽全体的なインフレは鈍化へ

 中央銀行が2011年が始まる前に金利引き上げに踏み切ったのは、インフレ予測を抑えたいためだと王黔氏は指摘する。来年1月の融資激増を抑制する先手を打ったといえる。この角度から考えると、中央銀行は近く預金準備率の引き上げとヘッジ操作の強化さらに進める可能性がある。注目したいのは、今回中央銀行は1年満期の預金と融資の基準利率を各25ベースポイントずつ同じように引き上げたように見えるが、実際にはそうではない。その他の期限の預金利率はいずれも25ベースポイント以上30-35の間引き上げられた。

 今後のインフレの見通しについて、ゴールドマンサックスの最新研究報告によると、2011年の中国のインフレは全体的に収まっていくが、悪天候や財政支出の激増などの影響を受け、短期的にはインフレ圧力が大きいままだという。野村証券の予測によると、2011年の中国の生産者物価指数(PPI)上昇率は前年比6%となる一方、投資コストの上昇、過剰流動性と製造業の過剰生産の減少などによりCPI上昇率は同4.5%となり、食品やエネルギーを除くコアCPIは穏当に上昇する。王黔氏は、2011年のCPI上昇率を同4.3%と、政府の政策目標4%よりやや高めに予測した。

 王慶氏は、通貨の総量管理に融通を利かせるため、中国政府は2011年の具体的融資目標を設定しないのではないかと予測する。また、2011年のM2目標成長率を約15%と予測。シティバンググループ中国の彭程則エコノミストによると、来年、中央銀行の金利引き上げ幅は計100ベースポイントになる予想。

 野村証券の木下智夫アジア担当チーフエコノミストは、中央銀行は不均衡な利上げを行い、1年満期の預金利率をより多く引き上げることで、現在比較的大きな開きがある銀行預金と融資の金利差を縮めるつもりかもしれないと予測する。(編集KA)

 「人民網日本語版」2010年12月30日

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