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中国の労働者不足に世界各国が注目 (3)

 ▽ローエンド労働力の不足は一種の災難

 一部の海外メディアは、中国で現在労働者不足が発生している主な原因について、「農村からの労働者への待遇が悪く、彼らを『ローエンド労働力』としか見ていないため」と指摘する。

 英「フィナンシャルタイムズ」紙は、「中国で大規模な労働者不足が発生しているのは、中国の『人口ボーナス』が無くなったためではない。中国ではまだ5億人以上の農民が農村に『隠れて』いる。20歳以下の農村労働力の増加スピードは落ちているものの、現在の雇用ニーズへの影響はそれほど大きくない。雇用難の根本的な理由はやはり、農村からの労働者、特にその家族に対して、住居、保険、子女の就学などをめぐるしっかりとした保障を行っていないからだ。企業たちが、農村からの労働者に『お戻りいただく』のは難しいだろう」と指摘した。

 ヨーロッパでは経済回復の力が弱いとはいえ、ローエンド労働者の生活水準保証に向け各国が力を入れている。ドイツでは、終日勤務の建設労働者の月収は3千ユーロ以上で、旅行会社の事務職員の給料2千ユーロを上回っている。ある専門家は、「各国は『ハイエンド人材』を引き入れようと努力しているが、建設労働者や看護師、清掃スタッフなどのローエンド労働力の不足は、先進国にとっても、産業のアップグレードと都市化の段階にある新興国にとっても最大の悩みとなる。一つの都市、さらには一つの国にとって、ハイエンド人材の吸収は『現状をさらに良くする』ことにつながるものだが、ローエンド労働力がなければそれこそ『一種の災難』なのだ」と指摘する。

 北京大学の張武氏は「中国はこれまでずっと、ローエンド労働力は無限に供給できるものであり、多すぎる人口は負担だと思っていた。しかし実際のところ、中国のローエンド人材資源は中国の台頭に向け、非常に大きな貢献を果たしてきた。ローエンド労働力への待遇をいかに向上し、大都市及び2級・3級都市にこれら労働力をいかに配置するかは、中国の発展にとって非常に重要なことだ。また、労働者が将来的により良い発展を実現できるようにし、仕事へのやる気を持たせることも、中国が真剣に模索すべき問題だ」と指摘する。(編集SN)

 「人民網日本語版」2011年2月22日

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