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インフレが「借金大国」日本の財政破綻を招くのか (3)

日本に残されている時間は多くない

 そして、日本に残されている時間は多くない。今まで述べてきたように、日本政府に残された、借金による財政破綻を食い止める時間はまだいくらかはある。2年くらいだろうか、それは日本市場の今後の動向を見なければ分からない。一方、日本の政権は今、危機的状態だ。支持率は20%にまで下がり、政変は下半期には起きると見られている。新たな政府が誕生すれば、政策を打ち出すまでにある程度の時間がかかる。そのため、時間はあるように見えて、実は限られているのだ。

 また、もう1点注目したいのは、2011年の世界的なインフレが日本に与えた影響はCPI指数がプラスに転じたという微々たるもののように見えるが、食品、エネルギー、衣服などの日常生活に欠かせないものの価格上昇はいち早く発生するだろう。家庭の収入が減る中、物価上昇への消費者の関心は高い。日本は2011年の経済成長は1.5%程度と見ており、これはスタグフレーションが起ころうとしていることを意味する。現状からすると、2011年の日本の経済成長は勢いを見せることはなく、財政は厳しい状況のままだろう。

 日本政府はどうやって財政破綻を食い止めればよいか

 財政破綻が起きる前に日本政府ができることは、一つ目に、税収を増やすことである。日本の経済専門家によると、日本の税制度は消費税などの面からイギリスと比べても、増税できる余地が十分にある。打つ手がなくなった時、政府は増税することで財政不足を解消することができる。

 二つ目に、日本の専門家は、政府は債務と同じレベルの資産を持っていると考えている。その資産を上手にやりくりすることで、ある程度は何とかすることができる。しかし、日本政府は1990年代、財政を立て直すために既に多額の資産を売り払っており、手元に残っている資産のほとんどは換金できないものばかりである。政府が抱えている専門家の中には、もっと流動性のある方法を取れば良いと考える人もいる。例えば、政府の資産を証券化して売り出し、その利益で財政をまかなう。この考えは実に大胆不敵であり、日本経済では前代未聞のことだが、それも一つの方法であると言えよう。

 三つ目に、もっと多くの国債を発行し、有効期限が長い国債を発行する。1990年代初頭まで、日本の家庭の貯蓄は極めて高かったが、景気低迷による収入の減少や若者の消費意識の向上などにより、家庭の貯蓄率は2%にまで下がっている。しかし、日本企業の貯蓄はまだ多いほうで、投資の必要性もそれほどないため、愛国心から国を救うために国債を買う量が増えれば、政府は更に国債の発行を増やすゆとりがありそうだ。

 四つ目は、財政の収縮、中央政府から地方政府への財政移転を削減し、破産した地方政府を統合することができる。

 五つ目は、年金を受け取る年齢を更に引き伸ばすことなどが挙げられる。

 もし、日本政府の財政が本当に破綻したら、円は暴落し、日本の資産は大量に流出するだろう。そうなれば、政府と日本銀行が貯蓄していた外貨を使うときが来るだろう。特に、アメリカの国債を投売りすることによって、空売り行為を規制することができるはずだ。

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