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中国、レアアース資源税が来月より10倍に

 一部のレアアース(希土類)製品に対する輸出関税が値上げされた後、レアアース業界に対する税収コントロールが再び実施されることになった。財政部、国家税務総局はこのほど、4月1日より、レアアース資源税の税額標準をこれまでの10倍に引き上げると発表した。

 調べによると、調整後のレアアースの資源税税額標準は、軽希土類は1トンあたり60元、中重希土類は1トン当たり30元となる。現行の資源税規定では、レアメタルは「その他非鉄金属」の税目に属し、1トンあるいは1立方メートルあたり0.5~3元である。

 業界関係者は、資源税の大幅な引き上げは政府のレアアース資源に対する管理の厳格化を表しており、レアアース価格は今後も上昇し続けるとの見方を示した。統計データによると、レアメタルの平均価格は現在、1トン当たり44361ドルで、去年のほぼ倍となっている。

 多くの関係者がレアアース資源税の引き上げはレアアース産業保護の重要な手段だと考えている。今年の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)期間中、レアアース資源税引き上げに関する提案が提出され、レアアース資源税率を引き上げ、レアアースの市場価格を上昇させることは資源の有限性と採掘により環境がうける代償の大きさを示し、また、価格の上昇させることは需給関係を改善し、密輸や他国によるレアアースの買い占めを防ぐのに有効であると提起した。

 レアアースが無秩序に販売されている状況を改善すべく、中国はこれまでに様々な対策を講じてきた。2007年、中国はレアアースの生産に対して指導的計画を実施し、レアアースの輸出を制限した。また、税制部は昨年末、2011年より個別のレアアース製品の輸出関税を引き上げると発表した。しかし、これらの措置は予想した効果があがっておらず、そのため、レアアース資源税の引き上げを求める声が上がっていた。

 実際、税収を引き上げたとしても、レアアースの逼迫した状況は変わらない。統計によると、中国のレアアース埋蔵量は2700万トンほどしか残っておらず、世界の埋蔵量に占める割合は以前は70%以上であったが、現在は30%まで落ち込んでいる。現在の生産ペースでいくと、中国の中重希土類は15年~20年ほどで枯渇し、将来的に輸入に頼らなければなくなる。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月28日

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