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ジム・ロジャーズ氏:「今後10年は中国の時代」

 「2011年ワールドマネーショー」が4月2日に開催された。著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、中国紙「第一財経日報」のインタビューに対し、世界のインフレ率が上昇している現在、各種原材料価格は高騰してきており、今後もリスク回避のために、継続して金、銀、石油、農産物などを中心とした実物資産に投資するべきだと述べた。

 世界的インフレは今後も継続 大口商品の保有を

 ロジャーズ氏は、「現在、世界の資源が不足しているのは言うまでもなく、各種原材料も不足の危機に直面している。また、人々が投資を行って生産量を増やそうとしないことや、多くの中央銀行が大量の紙幣を刷って流動性を高めていることで、今後10年間物価は上昇し続けると考えられる。アメリカに関して、物資が不足し、米連邦準備制度理事会(FRB)が大量に紙幣を刷っている現在、インフレが出現しないほうがおかしい」と述べた。

 ロジャーズ氏は講演の中で、「現在、需給のバランスが崩れており、今後も大口商品の好況は継続し、石油、ゴム、金属など原材料価格はさらに上昇する。経済が好転し、原材料不足がより一層深刻になれば、大口商品を保有している人は莫大な利益を獲得することができる。もし、経済の好転が市場の予測を下回れば、大口商品の状況も市場の予想よりも良いものになる」と述べた。

 今回、上海を訪問したロジャーズ氏は、中国銀行を通して、金、銀を購入した。ロジャーズ氏は嬉々として購入した金貨と銀貨を披露し、「例えば、農産物、銀など、金よりもチャンスをもった投資商品があるかもしれない。しかし、私は金を売却はせず、娘に残してあげようと考えている」と述べた。

 1オンス1400ドルを突破した金価格はこれ以上高騰しないという市場の見方に対し、ロジャーズ氏は大胆にも、金価格は1オンス2000ドルを越えるだろうとの見方を示した。

 「金は十数年上昇しても、下がることがなかった。今後何らかの変動が起きるとは考えられるが、私の見解では、長期的にみると、金は上昇し続ける。したがって、今後も金や銀への投資を継続するか、金・銀を製造する企業の株を購入すべきである。銀は現在、まだ金には及ばないが、今後10年で高騰する可能性が高い」

 中国市場と新興国市場に注目

 ロジャーズ氏は今後10年間、世界の中心は中国とアジアになるとの見方を示した。そして、「2004年、我々はニューヨークの不動産を売却し、シンガポールに投資するようになった。現在、私の娘2人は流暢な中国語が話せるようになっており、私は娘のために中国株口座を開設しておこうと思う」と述べた。

 現在、ロジャーズ氏は中国国内のどの金融機関とも特別な関係を築いていない。中国への投資はすべて、国内の証券取引口座と銀行口座を通して行っている。ロジャーズ氏は、自らが簡単な投資家であり、シンガポールの事務所に行ったことすらないと述べている。

 ロジャーズ氏は、「一つの部屋とパソコンがあれば十分である。私は誰の助けもかりず、自分ですべての分析を行っている、投資に失敗した場合、私はなぜ失敗したかを知りたくなる。自分で決定したものは、自分でミスの責任を持ち、他人に自分のミスをかぶせるようなことはしない。しかし、私は頻繁に取引をする人ではなく、一度投資を行ったら、何かしら重大な事件が発生しない以外は20年は継続して投資を行う」と述べた。ロジャーズ氏は80年間中国に投資するつもりであり、最近は「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」の研究に取り組んでいると明かした。

 ロジャーズ氏は、中国への投資以外に、インド、日本、シンガポールなど他のアジア国家への投資にも取り組んでいる。ロジャーズ氏によると、新興国市場、特にあまり知られていないミャンマーやラオスなどの市場に、大きなチャンスが眠っているという。また、今後、成長のチャンスを秘め、中国の競争相手となるのは、韓国になるとの見方を示した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月7日

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