2011年5月19日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:15:39 May 19 2011

自動車市場は冬の時代? 27カ月ぶりマイナス成長 (2)

 ▽市場のペースは鈍化?

 自動車は国民経済の基幹産業であり、中国の内需拡大や消費促進にとって重要な意味をもつものだ。国際金融危機の影響に対処するために、国は一連の自動車消費政策をうち出し、国内自動車市場は2年連続での飛躍的発展を遂げ、生産・販売台数は倍増して、中国は世界最大の自動車生産国となり、世界一の新車販売国となった。

 だがある専門家は次のような見方を示す。過去2年間の自動車産業の高度成長はマクロ経済による外からの強力な後押しがあって可能になったものであり、この勢いを長期にわたって持続することは難しい。自動車市場が高度成長の波が退いた後に停滞することは、市場の発展規律に合致する当然のことといえる。

 中国汽車工業協会の董揚秘書長(事務局長)によると、今年の中国自動車市場が10-15%の成長率を達成することは極めて難しく、国内総生産(GDP)の成長率を下回る可能性さえある。自動車工業が、GDPを牽引し、内需を一層拡大するという国のマクロ調整の目標を達成することは難しいという。

 国家情報センター情報資源開発部の徐長明主任も次のような見方を示す。ここ2年間の発展を経て、中国自動車市場の規模は急速に拡大した。だがこれに対応する交通や環境の建設はまだ十分でない。一般的な情況の下では、ある政策が2年間作用を発揮した場合、3年目に政策を取りやめなかったとしても、市場は徐々に政策実施前の状態に戻るのが常だという。

 自動車アナリストの賈新光は「毎年50%の超高速で成長するというのは不可思議なことだ。エネルギー、交通、環境などはこのスピードを受け入れられない」と話す。

 ▽メーカーは調整の契機を迎える

 世界の自動車大手の発展の歴史をみると、メーカーが強く、大きくなりたいと望んだ場合、苦しみの時期を経てサナギがチョウに変わるというプロセスを経るのが一般的だ。ある専門家によると、資源環境の制約を受けていることや生産能力過剰のリスクに直面していることから、現在の市場環境において、メーカーはモデル転換や調整を市場に強く迫られているといえる。

 また同専門家によると、これからの自動車市場に過去2年間のような高度成長はあり得ないとしても、転換を経れば、さらなる大きな飛躍を遂げる可能性はあるという。中国共産党中央政策研究室の鄭新立・元副主任によると、中国は「交通」をめぐる消費の能力で米国、日本、韓国と明らかに開きがある。このことはつまり、中国には自動車消費を含む交通消費で、まだ大いに成長する余地があることを意味するのだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2011年5月19日

[1] [2]

  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古