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移民ブーム踏まえ 「暮らしやすい大国」建設を

 招商銀行などの機関がこのほど発表した「2011年中国個人資産報告」によると、調査対象となった資産総額1千万元以上の富裕層のうち、約60%が投資移民になった、あるいは投資移民になることを考えていると回答したという。

 金持ちが海外に移民するときには莫大な資産も一緒に持っていってしまうのだろうか。国はどれくらいの知的エリートを失うことになるのだろうか。新たな移民ブームに直面して、社会各界からは懸念の声や疑惑の声が数多く上がっている。

 移民は新しい現象ではない。歴史を振り返ると、シルクロードからコロンブスの新大陸発見まで、移民は世界各地の人々が相互に往来し、消費や技術が相互に流通することにつながり、人類社会を進歩させる重要な動力となってきた。1980年にアジアの四小竜が発展を遂げたのは、欧米に移民した人々が技術、資金、管理の経験などをそれぞれの国・地域に持ち帰ったことと無関係ではない。現在、経済グローバル化によって国・地域間の移民の自由度や吸引力が大幅に高まっており、一定数の中国人が海外で暮らしている。これは個人にとって生活条件、労働機会、投資環境の選択肢が広がることを意味するだけでなく、中国と他国との交流、協力、発展を促進する上でもプラスになることだといえる。

 中国はもともと人口が多く、海外に移民する人の絶対数が急増しても、成長を続ける富裕層や膨大な数の海外留学帰国者群、移民後に個人は動くが企業は動かないという現実、対中投資を行う外資系の外部ブレーンが増加しているという情勢などを踏まえれば、移民に対する過剰な心配はそもそも成り立たないことになる。移民には開放的な心と態度で臨むのがふさわしい。

 とはいえ、移民がある時期にブームになるなら、その背後にある社会的動因には注目するだけの価値がある。

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