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定年退職後の生活、アジア人は楽観的

 定年退職後の生活について、アジア、ヨーロッパ、アメリカ州の人々のうち、最も楽観的なのは誰だろう?

 保険大手の匯豊人寿(HSBC Life)が5月31日に発表した退職後の生活に関する世界調査報告によると、定年退職後の生活に対し、最も積極的で楽観的な見方をしているのはアジア人だった。欧米人の多くは、現在の優れた老後の福利厚生が持続しないのではないかと危惧している。国際金融報が伝えた。

 匯豊人寿の老建栄CEOは、「世界経済と人口発展のすう勢が、退職の概念に及ぼす影響は大きい。アジア人は伝統的に貯蓄の習慣があり、また家族の財産も急速に増加しているため、退職後の生活に対してより楽観的な見方をしている。一方、西側諸国では老後の福利厚生政策が調整され、将来は現在ほど優れた退職後の福利厚生を受けられなくなるのではとの見方が増えている」と述べる。

 ▽アジア人は退職後の生活に楽観的も、準備は不足

 匯豊人寿が退職後の生活に関する研究プロジェクトを行うのは今回で6回目となる。今回の調査は2010年12月に、世界17カ国・地域の1万7849人を対象に行われた。回答者のうち、年収が3万ドル以下の人は50%、年収が3万?10万ドルの人は30%、年収が10万ドル以上の人は20%を占めた。

 退職後の生活が幸せかどうかを測る基準は何か?との質問には、48%が「自由」と答え、35%が「楽しさ」と答えた。中国大陸部とマレーシアでは、退職後の生活が「自由だと思う」と答えた人が約7割に達し、この割合は欧米を大きく上回った。

 このほか、約3割の回答者が、「退職後に経済的問題を抱える可能性がある」と答えた。中でも、ポーランド、フランス、カナダ、英国、米国では、このように考える人の割合が世界平均を上回った。一方、アジアの回答者はほとんどが楽観的な見方をしている。では、楽観的なアジア人は、退職後のために十分な貯蓄をしているのだろうか?匯豊人寿の蘇翔CMOの示すデータは、楽観を許さない。定年退職後の財政的な準備が出来ているか否かについて、約半数が「出来ていない」としており、「十分な準備をしている」と答えたのは19%のみだった。

 ▽退職後の準備、早めの計画が肝心

 老建栄CEOは「欧米人と比べ、アジア人は退職後の準備にとても積極的だ」と指摘する。中国大陸部、インド、香港の積極度はいずれも世界平均値を上回った。一方でヨーロッパ・アメリカ州は平均を下回っている。

 老建栄CEOはまた、「政府に対する人々の依存度は依然として高い。このほか、中国では伝統的な家庭観念があるため、両親の扶養費用と、退職後の医療費を心配する人が多い。積極的に老後の計画をし、必要な出費に備えることを建議する」と述べる。

 晩年の医療費が老後の貯蓄を脅かすことを心配しているとした回答者は74%に上り、そのうち3分の1が、そのプレッシャーは「非常に大きい」と答えた。中でも香港、シンガポールの回答者はこの問題を最も心配しており、中国大陸部でも73%が心配しているとした。

 HSBC(中国)有限公司・個人金融業務部の陳静君総経理は「高齢化が日に日に深刻化し、生活の質が高まるに伴い、平均寿命もますます延びている。理想的な退職後の生活を実現するためには、老後の貯蓄と早めの計画がますます重要となっている」と指摘する。 (編集SN)

 「人民網日本語版」2011年6月3日

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