北京国際観光博覧会 日本の出展規模は各国中最大
2011年北京国際観光博覧会が6月17日から19日にかけ、国家会議センターで行われる。中でも、日本の出展規模は各国中最大となる。
同博覧会の責任者は2日に行われた記者会見で、「これまでに80カ国・地域から790業者と、200人のバイヤーが参加を表明している。なお、ブルネイ、ブータン、ラトビアなど9カ国は今回が初出展となる。震災後の観光業早期回復を目指す日本は、出展各国の中でも最大規模の代表団を派遣し、ブースの面積は200平方メートル以上に達する」と述べた。
東日本大震災後、日本の観光業は徐々に回復し、5月以降は上海、北京、広州などの旅行会社が次々と訪日ツアーを再開、一部のツアーでは価格が最大で50%オフとなった。夏季の観光ツアーの目的地は東京や北海道など、地震の被害が小さかった都市がほとんどだ。
このほか、今博覧会では初めて「BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首都観光発展フォーラム」が開催される。BRICSの協力関係が日に日に深まるに伴い、観光協力も重要さを増している。BRICS5カ国の首都は今回のフォーラムにおいて、より密接な観光協力関係を築けるよう模索し、首都間の観光貿易を強めていく。
北京市観光発展委員会の于徳斌・副主任は、「BRICSの自然環境は寒帯から熱帯まで様々であり、また社会・文化の伝統も異なる。各国の文化はそれぞれに魅力があり、世界各国の観光客をひきつけている」との見方を示す。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年6月3日