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京滬高速鉄道が航空業界に打撃、利用客2-3割減か

 北京は11日、突然のひょうに見舞われた。首都空港では悪天候の影響で、同日午後3時までに39便が1時間以上の遅延となった。この日、全国各地の多くの空港が雷雨による遅延など様々な影響を受けた。第一財経日報が伝えた。

 天気が航空輸送に与える影響は免れない。最近、鉄道輸送にますます注目が集まっている。京滬高速鉄道の試運転や、鉄道建設の推進に伴い、これまでは互いの縄張りを荒さずにきた鉄道と民間航空だが、ますます競争が激化している。

 ▽高速鉄道が航空業界に与える影響は?

 南方航空の司献民・董事長は、高速鉄道は飛行距離が800キロ以下の航空路線に与える影響が大きいが、南方航空において800キロ以下の航空路線が占める割合は3%以下だと指摘する。

 東方航空の劉紹勇・董事長も同様に800キロ以下の航空路線に与える影響が大きいとの考えを示し、「特に500-600キロの短距離路線にとっては大打撃となる。一方、1000キロ前後の便では2-3割の減少が見込まれるが、1500キロ以上の場合ほとんど影響はないだろう」と述べる。

 東方航空の武漢-上海便の利用客数の変化を例に取ると、2009年4月に合武(合肥-武漢)高速鉄道の武漢-上海間高速鉄道が開通してから2010年3月までに、東方航空の武漢-上海便の利用客は17.7%減少し、輸送旅客数も123万人から90万2千人に減った。減少したのは価格に敏感な消費者、特にツアー客が主となっている。

 まもなく開通する京滬高速鉄道が航空会社に与える影響について、東方航空の馬須倫総経理は、「半年以内に北京-上海便の利用客が20%-30%減少するだろう。しかし長期的な影響は小さく、それぞれの客流の位置づけも分化していくだろう」との見方を示す。

 安信証券の呉莉アナリストは、「上海-北京の航空便は飛行距離が長く、便数も多い。ビジネス客が多い上に、高速鉄道は時速350キロから300キロに引き下げられたことなどを考慮すると、京滬高速鉄道による利用客減少は20%以内に収まるだろう」との見方を示す。

 しかし、航空業界が高速鉄道と競争する上で最大の弱点は、天候などの原因によりフライトの遅延やキャンセルが免れないことだ。これにより、航空便がこれまでビジネス客をひきつけてきた、「所要時間が短い」という最大のメリットの魅力が失われてしまう。

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