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まるで「毒ガス」、東風日産の工場排気問題 周辺住民が抗議

 昼間に近所を散歩することもできない。部屋の窓を開けることもできない。夜間まで断続な刺激臭が漂う--。

 広州市花都区保利城小区(集合住宅地区)の住民たちはかれこれ1年以上、このような劣悪な環境の中で生活してきた。子どもの健康に影響が出るのを恐れ、引越しを余儀なくされた住民までいる。中国経済時報が伝えた。

 住民らが「毒ガス」と呼ぶこの異臭は、保利城から400メートルほど南にある東風日産・花都エンジン工場の鋳造所から排出されている。

 保利城の住民らはこれまで幾度も東風日産・花都エンジン工場、花都区環境保護局、広州市環境保護局、広東省環境保護庁と話し合いを重ねてきた。環境保護部門は過去2度にわたり、東風日産に対して期限内の業務是正を命じることを住民側に承諾したが、効果は少なかったという。

 広州市花都区環境保護局の杜副局長は14日、保利城の異臭が確かに東風日産のエンジン工場から排出されていることを確認、検出された「臭気」は基準を40%上回っていた。同工場は6月末までに異臭の対策をとるよう命じられている。

 保利城の住民、黄さんは「私たちはいかなる賠償も請求しません。自由に呼吸する権利が欲しいだけなのです」と述べる。

 ▽企業側:積極的な協力から取材拒否へと態度が変化

 異臭事件の発生当初、東風日産エンジン分公司は積極的に住民側に協力する姿勢を示していたが、その後、事実を否定するようになったという。

 黄さんは「東風日産のエンジン工場は、2010年7月2日と9月5日に2回にわたり住民側と会議を開きました。1回目は態度もよく、業務の是正を承諾しましたが、2回目は、異臭が彼らの工場によるものだと認めませんでした。今は住民たちとの連絡手段も絶っています」と述べる。

 現地の環境保護部門は2010年9月12日から19日にかけ、現地の第三者検査・測定企業である深センPONYに委託し、同エンジン工場の排気の測定を行ったが、測定報告はなぜか今に至るまで公表されていない。

 原稿執筆時点で、東風日産の広報担当者はいまだ電話に出ず、メールにも返信しないという状態が続いている。

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