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中高級品の関税引き下げが意味するものは?

 商務部の姚堅報道官がこのほど同部の記者会見で明らかにしたところによると、中国の国内総生産(GDP)の一人当たり平均がすでに4千ドルを超えたこと、個人所得が増加を続けていること、中国が世界貿易機関(WTO)に加盟して10周年を迎えたことなどにより、貿易の利便化を一層促進し、輸入関税を一層引き下げることが時代の趨勢となった。これには一部の中・高級商品の関税引き下げも含まれる。各部門はこの点についても土台と共通認識とを有している。「人民日報」海外版が伝えた。

 WTO加盟からの10年間、中国の関税は相次いで引き下げられ、平均税率は15.3%から9.8%に低下した。中・高級消費財の輸入では、中国はすでに世界2位だ。

 ▽中・高級消費財の関税は高いか?

 関税の高さがもたらす直接的な結果は、一部の商品の国内価格と国外価格との開きが大きくなる、ということだ。同部が行ったある調査では、腕時計、スーツケース、ファッション製品、酒、電子製品の5種類・20ブランドの高級消費財の大陸部市場での価格は、香港市場より約45%高く、米国市場より51%高く、フランス市場より72%高かったという。

 こうしたことから海外消費ブームと代理購入ブームが発生した。ここ数年来、ブームはますます過熱している。世界奢侈品協会(WLA)がこのほど発表した報告によると、2010年2月初頭から2011年3月末までの中国国内ぜいたく品市場の消費総額は107億ドルだった一方、同期の中国人の欧州市場におけるぜいたく品購入額は累計約500億ドルに上り、国内市場の4倍以上に達した。こうした現象による税収の流出は相当な金額になる。

 また姚報道官は次のように指摘した。これほど多くの中国人海外観光客が持ち帰った商品は、いずれも税関の統計に経常されていない。こうして実際のところ、中国の輸入を数百億元規模で低く見積もらせることになり、貿易バランスに対する判断に影響を与えている。

 姚報道官はさらに続けて次のように指摘した。国内の消費レベルに向上に伴い、これまでぜいたくな消費財とみなされていたものが、普通の消費財に過ぎなくなったため、政策の制定や体系が課題に直面することになった。

 だがこうした指摘に対しては異なる意見もある。同部国際貿易経済合作研究院の梅新育研究員によると、高級消費財の輸入関税引き下げを一方的に論じることにより、政策決定が短期的な視点や局部的な利益にからめとられるおそれがある、という。

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