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「高級品の消費大国」の座を中国に奪われる 日本にとって吉?

 世界ラグジュアリー協会(WORLD LUXURY ASSOCIATION)は先日、「2012年には中国の高級品市場の規模は日本を抜き、世界第1位になるだろう」と予測している。欧米の高級ブランドの多くがこの知らせにわき立ち、プラダ、バーバリー、サムソナイトなどが競って香港上場の計画を推し進めている。フランスの高級ワイン販売業者などは、中華料理で珍味とされている「豚の蹄」や「鴨の舌」がポートワインによく合うとまで宣伝するようになっている。だが中国では「外ではルイ・ヴィトンのバックを下げ、家ではカップラーメンをすする」といった消費感覚が歪んだ若者も多く見られ、高級品に目の無い見栄っ張りの貧乏人が増えるだけではないかと多くの人が危惧している。

 ドイツの日刊紙「Berliner Zeitung」11日付記事には、世界ラグジュアリー協会の最新レポートの内容が掲載されている。中国大陸部における昨年度の高級品市場の消費総額は107億ドルに及んでおり、全世界の消費総額の4分の1を占めるようになった。2012年には中国が日本を抜き、世界一の市場規模になるだろう。だが、こうした事実とは裏腹に、中国全体のGDPは米国とはまだかけ離れており、中国の一人当たりGDPも先進諸国の10分の1ほどと低いことを挙げ、国民の高級品ブームの傾向に反対の意見を唱える者は「欧米の高級ブランド=現代の欧米製アヘンだ」とまで言うほどだ。

 中国の高級品の消費に関する報告が近頃頻繁に発表されている。International Luxury Travel Market(富裕層を対象にした国際観光見本市)アジア支部および中国の民間調査機関・胡潤百富が14日、共同で発表したレポートによると、2010年、中国人観光客が全世界で消費した金額が、全体の17%を占め、初めて世界第1位となった。英紙「The Guardian」には先日、研究機関の予測レポートの内容を引用し、「2020年までには、中国人の有名ブランドの購入総額は世界の44%を占めるだろう」と述べている。

 プラダ、バーバリー、サムソナイト、コーチなどの高級ブランドが今、競って香港上場を推し進めている。英誌「Market Watch」ウェブサイト版によると、こうした世界の有名ブランドが本国に見切りをつけ、香港を資金調達先にしようと目論むその理由は至って簡単だ。中国大陸部の消費者は、世界の高級品市場を牽引する主体となっているからである。

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