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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:27 Jul 04 2011

中国の特色ある高速鉄道開発体制、他国の追随許さない

 北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道が6月30日、正式に開通した。中国の人々は同鉄道の開通に対して、かつてないほどの関心を寄せている。人民網の記者はこのほど、人々が関心を寄せている問題について、高速鉄道に詳しい拓殖大学の王曙光教授を取材した。

 ----日本は世界で初めて高速鉄道(新幹線)を建設した国だが、現在の運営状況はどうか。また新幹線は日本の社会・経済にどのような影響を与えたか。

 「初期の新幹線は、人口が密集し産業が発達した地区間を結んだため、利用率が高く収益も望ましいものだった。特に京浜、中京、阪神の3大工業地帯を結ぶ東海道新幹線は業績が好調で、高度成長期の日本に便利な旅客輸送サービスをもたらし、観光業などサービス業を活気付けた」

 「しかし1980年代に入ると、日本の新幹線建設には、地方出身の政治家が地元の支持を得るために鉄道建設を無理やり誘致する「我田引鉄」問題が生じた。最も典型的であるのは、田中角栄元総理が建設を推進した上越新幹線で、利用率が極端に低い。また長野オリンピック開催前に、政治家や地方利権の圧力を受け強行推進された新幹線建設も、同オリンピック終了後は十分に活用されていない」

 「これらの政治目的を理由に建設された新幹線が、東北、北陸、九州など各地に広がっていることは、日本の新幹線事業の汚点だ」

 ----東海道新幹線は開通後から80年代まで赤字続きだった。日本企業は多額の投資と赤字運営にどう対応したか。

 「東海道新幹線は、黒字計上に向けてさまざまな対応を試みた。まずチケット売り場を増やし、利便性を高めた。JR(旧国鉄)の各駅には、みどりの窓口と呼ばれる新幹線の専用窓口があり、全国各線の新幹線・普通列車の乗車券を予約することができる。また全国の旅行代理店も、新幹線チケットの代理販売を行っている。また新幹線には回数券(10枚の価格で11回乗車可能)や通勤定期券の制度があり、乗車回数が多いほど得をする仕組みだ。東海道新幹線はさらに小中学校の修学旅行団体を対象に、ディズニーランド入場券込みのお得なセット販売を打ち出すなど、それぞれの顧客のニーズに合ったサービスを行っている」

 「各駅の商業総合利用率の向上も効果的であった。駅前にホテル、レストラン、お土産屋、駅弁屋などを設けた。商業総合サービスがJRの営業収入に占める割合は、80年代以降ずっと約15%を保っている」

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