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「日本がレアアース大発見」のニュース 狙いは何?

 レアアース(希土類)がふたたび、中国と西側諸国との知恵や勇気を戦わせる世論合戦の道具になっている。今月4日、日本の科学者がこのほど太平洋の公海でレアアースの巨大鉱床を発見し、埋蔵量は800億トンから1千億トンと推定され、採掘は容易だという情報が伝えられた。英国のある雑誌がさらに伝えたところによると、このレアアース資源の埋蔵量は驚くべきもので、採掘可能なものは地上の1千倍に達するとのことだった。「国際金融報」が伝えた。

 だがあるアナリストによると、この情報には「世論合戦」の色合いが濃厚で、中国のレアアース輸出政策に圧力を加えることが狙いとみられる。このように判断する根拠として、技術的な制約により、太平洋の深海域でのレアアース資源の利用可能性は大きくないこと、またこの巨大鉱床に関する報告は1月5日にすでに関連機関に提出されており、厳密な意味では「過去のニュース」であること、が挙げられるという。

 ▽採掘可能率は低い

 レアアースは「工業の黄金」と呼ばれ、発見のニュースが伝わるたびに、資本市場や国際世論に波乱を巻き起こしてきた。今回も例外ではない。

 今回発見されたレアアース鉱床はハワイの東西に横たわるという。日本の科学者は水深3500-6千メートルの海底78カ所の地層で鉱物資源を発見し、うち3分の1にレアアースと希土類金属のイットリウムが含まれているという。

 日本の科学者の推計によると、埋蔵量は800億トンから1千億トンに上り、地上をはるかに上回る。現在、世界のレアアース資源の総埋蔵量はわずか8800万トンで、日本の科学者が今回発見した巨大鉱床の足下にも及ばない。

 メディアが伝えた科学者の話によると、このレアアース資源は海底の泥を船に引き上げ、泥からレアアースを分離するという方法により採掘が可能だ。これについて、非鉄金属の分析に長年携わる私募債マネージャーの孫偉強さんは、報告データからみると、日本の研究チームが今回研究対象とした土壌は深海にあり、超深海での作業はかなり困難であることから、この資源の利用可能率は高くないとの見方を示す。

 孫さんはさらに、「中国の質の高い地上のレアアース資源に比べて、今回の深海レアアースの価値が低いことは明らかだ。中国にはレアアースの埋蔵量が大量に集中し、レアアースの随伴鉱床が多く、総合的な利用価値は大きく、品種もそろっている。よって中国は今後長期間にわたり、世界一のレアアース大国であり続ける」と述べた。

 商務部の2010年のデータによると、中国には現在、世界のレアアース埋蔵量の30%(約2800万トン)があり、これで世界のレアアース生産とレアアース貿易の80-90%を担っているという。

 孫さんによると、今回の発見は1月5日にすでに報告が提出されており、最新の発見ではない。実際のところ、中国や日本など多くの国はこれまで海洋資源の開発・利用、特にレアアースのような希少資源をめぐり、さまざまな探索を行ってきたという。

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