科瑞集団、日本の三菱商事と協力基金設立
科瑞集団有限公司と日本の三菱商事株式会社はこのほど、基金管理会社の設立に関する「合弁合意」に調印し、中日両国企業による相互協力への支援を主旨とする投資基金を共同で設立することが決まった。第一期投資額は100億円に上る見込み。こうした基金が中日間で設立されるのは今回が初めてのケースで、双方がそれぞれ50%を出資する。新基金が中日合弁企業や中国企業の戦略的協力パートナーとなりうる日本企業に資金を提供し、科瑞集団と三菱商事がそれぞれ中国と日本のネットワークを通じて、資金提供を受けた企業に資源の調整、資本の運営、戦略的プランなどの面で付加価値の高いサービスを提供すると同時に、香港や大陸部の証券市場での上場を支援するという。「証券日報」が伝えた。
科瑞集団は国際化戦略を方向性とした投資に特化した企業で、傘下には上海莱士など6つの上場企業があり、それぞれ上海証券取引所、深セン証券取引所、香港証券取引所などに上場している。三菱商事は世界最大の総合商社で、主に国際貿易と実業投資を手がける。2010年度の売上高は2346億ドルで、税引き後利益は56億ドルに上り、この年は世界企業上位500社ランキングの順位は146位だった。三菱商事が制定した「中期経営計画2012」によると、今後3年以内に約250億-300億ドルを投入して、中国、インド、ブラジルを企業全体の戦略エリアに位置づける方針という。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年7月12日