米調査会社:アジア消費者のブランド重視度高い
アジアの消費者のブランドに対する関心と消費力はここ10年、大幅に高まっている。関連の統計によると、中国とインドでは、欧米よりブランドが重視されるようになっただけでなく、ブランド浸透度も高くなっている。
米調査会社のハリスインタラクティブがこのほど発表した調査報告によると、衣料品やアクセサリーを購入する際にブランドを重視すると回答した成人は中国で72%、インドで74%に達したことがわかった。一方、米国でブランドを重視する成人は26%、イギリスは24%で、ファッション都市のイタリアでもわずか28%にとどまった。
化粧品、香水、時計の購入時にブランドを重視する傾向が強い
欧州では、化粧品と香水を購入する際にブランドを重視する傾向が目立つ。フランスでは61%が「化粧品と香水においてブランドは極めて重要」と回答。イギリスは46%、イタリアは61%、スペインは48%、ドイツは41%の回答者が同じ考えだ。
中国とインドで、「時計のブランドは重要」と回答した人はそれぞれ83%と87%だった。また、中国では79%がアクセサリーのブランドを重視する一方で、フランスは22%、米国は20%、ドイツは19%と低い。
専門家は、中国やインドのような市場でブランドへの関心を培うことは極めて重要だと話す。結婚式で着るフォーマルスーツや腕時計などの社会的地位を示す商品においては特にそうだ。このような市場で消費者の購買力が高まるにつれて、各ブランドはそれに合わせた対応をし、現地の消費者の特殊な文化的価値や信仰に合わせることが重要になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月20日