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人民元上昇による外貨準備の損失はない 外匯局

 米国財務省がこのほど発表したデータによると、中国は2カ月連続で米国債を買い増ししており、中国は今もなお世界最大の米国債保有国だという。これについて国家外匯管理局は20日、外貨準備に米国債を保有するのは市場での投資行為であり、市場の情況に基づいて動態的に調整をするものであり、買い増しや売却はいずれも投資における通常の操作だとの見方を示した。

 最近、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、ムーディーズ・インベスターズ・サービス、フィッチ・リサーチといった格付け会社が、米国債の問題についてしばしば警告を発している。同局によると、同局は最近になってS&Pなどの格付け会社が米国の主権債務の格付けで示した見方に注目しており、米国政府が責任ある政策・措置を着実に取って国際金融市場における信頼感を高めるとともに、投資家の利益を尊重し保護するよう願っているという。

 同局は、人民元上昇が外貨準備の損失を直接もたらすことはないと再三言及する。外貨準備は外貨建ての資産であり、米ドルを記帳通貨とする。人民元が米ドルレートに対して変動すれば、人民元に換算した外貨準備の額面価格が変動するが、これは実際の損益とは異なる。外貨準備の対外的な実際の購買力に直接影響を与えることはなく、人民元あるいは米ドルを報告通貨とすることによる額面上の差異に過ぎない。外貨準備を人民元に換えるという状況が起きなければ、外貨準備に実際の変化が生じることはない。現在、中国には外貨準備を人民元に大規模に換える必要はみられない。

 最近、金や石油といった国際大口商品の価格が大幅に上昇している。人々の抱く「外貨準備をなぜもっと多くこうした商品やエネルギー資源に投資しないのか」との疑問について、同局は次のように説明する。金やプラチナなどの貴金属、石油、鉄鉱石といった国際大口商品は価格の変動が大きく、市場の容量には相対的に限界があり、取引や保管には高いコストがかかる。外貨準備投資を構成する要素にはこれらの商品に関連した投資も含まれている。国内には大口商品の保管に関連した業務に従事して、外貨準備投資と相互に補完し合っている専門の機関があり、国の全体的な利益をともに守るものだといえる。このほか中国の国民・企業は金や石油などの消費量が非常に多く、外貨準備がこうした分野に直接、大規模に投入されれば、市場価格の上昇を促すことになり、かえって国民の消費や経済の発展にマイナスになる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2011年7月21日

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