コクが売りの「味千ラーメン」、実は濃縮スープを希釈 中国 (2)
味千ラーメン中国本部投資者関係部の責任者浩雄氏は24日、「同店では確かに濃縮スープを希釈して提供している」とするコメントを出し、店舗内で煮込まれたものではないことを認めた。
しかし同時に「店舗内で煮込まれたものではないが、使用している濃縮スープは豚骨を煮込んで作られたもの」と強調している。同店で使用されている濃縮スープは確かに日本のスープ製造工場で豚骨を使用し製造されたもののようだ。同工場で豚の食肉処理、脱骨、脂肪の取り分けなどの全行程が行われている。しかし各店舗に濃縮スープが届けられた後、スタッフが水や調味料を加えスープを「復元」させている。通常1リットルの濃縮スープでラーメン100杯分の「復元」スープが作れるという。
濃縮サンプルを使った上記の検査報告データに基づけば、1リットルの濃縮スープで100杯の「復元」スープを作った場合、1杯当たりには48.5ミリグラムのカルシウムしか含まれていないことになる。公式サイトで紹介されている1600グラムには程遠く、誇大宣伝と言わざるを得ない。(編集KN)
「人民網日本語版」2011年7月25日