2011年8月9日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:16 Aug 09 2011

中国でオイルショックは起こりうるか (2)

 「鳳凰週刊」は「25年後、石油は枯渇に陥るか? 中国の石油危機」と題した記事において、「米国では二人に一人が自動車を所有している。中国で三人に一人が自動車を所有するようになったとすれば、全国の自家用車が4億台に達し、毎年消費されるガソリンが2億トンに達することになる。中国の石油製品率は63.7%、石油に換算すると3億5000万トンだ。つまり自動車のみで、中国が1年間に自給・輸入する石油の総量を消費することを意味する」と指摘した。

 将来的にオイルショックが再演されれば、中国の自動車工業と自動車消費が最大の影響を被ることになる。これに伴い、中国経済も全国的な石油不足により、壊滅的な打撃を被るだろう。世界の石油輸出能力の低下により、中国の石油輸入は国内の需要を満たせなくなる。中国でこの状況は、2017年に出現すると予想されている。中国の実際に供給可能な石油輸入量は、2020年は2億9300万トン、2030年は2億6500万トンのみにとどまる。中国が必要とする輸入量との差は、2020年に4300万トン、2030年に2億2300万トンに達する見通しだ。

 現在の国際舞台において、石油関連分野の競争は商業的な範囲を超え、大国間の経済的・軍事的・政治的な闘争の武器と化している。ある国の石油輸入依存度が60%を上回ると、石油供給の不安定性が高まる。そのため一部の国家は第2次オイルショック以降、石油貯蔵の仕組みを構築するため努力を尽くした。米国や日本等の先進国と比較して、中国の現在の石油貯蓄量は少なめで、約1ヶ月分しか確保できていない。石油の供給がひとたび途絶えると、深刻な影響を被ることになる。

 これらの理由から、中国でオイルショックが発生する可能性は高まっている。オイルショックという概念は、かつての中国にとっては不可思議なものであったが、現在は一般人の話題としても取り上げられるほどだ。中国は後発の新興経済体であり、その石油の輸入先は政治的に不安定な地区である。中国はこれらの地区に対する抑制力を持たない。中東、北アフリカの石油産出地区の情勢が不安定化し、すでに中国に影響が及んでいる。これらの地区の石油需給が混乱し、供給ルートが途絶えれば、中国でオイルショックが発生することもありうる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2011年8月9日

[1] [2]

関連記事
  評 論      プレスリリース配信
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古