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財政部、香港で人民元国債を発行 国際化推進

 偶然かわからないが、米国債の格付けが引き下げられた敏感な時期である9日、中国財政部は香港で3回目となる人民元建て国債の発行にとりかかり、香港の銀行関係者100人あまりがロードショーに参加した。

 また、ロイター通信は同日、3人の関係者の話を引用し、すでに決定している財政部の官僚、中央銀行の役員、5大国有銀行の会長や頭取のほか、さらに高いクラスの国務院の官僚も香港で来週行われる人民元建て国債の発行式に出席する予定であることを伝えた。これは、中国政府の香港地区に人民元のオフショアセンターを設立し、人民元の国際化を支援する姿勢を表している。

 香港で最大規模の人民元建て国債を発行

 中国財政部は2009年9月と2010年11月に、香港でそれぞれ60億元と80億元の人民元建て国債を発行している。今回は2回の発行総額を上回る200億元規模の国債を発行。うち、150億元分は機関投資家向けに販売され、内訳は3年物が60億元、5年物が50億元、7年物が30億元、10年物が10億元となる。個人投資家向けには2年物を50億元分販売する。

 利回りについて、招商証券投資銀行部門の役員、温天納氏は「香港地区の銀行はこれまで、本土に還流させた際に高収益を得る可能性があり、人民元の預金金利も高めとなっている。そのため、投資家は財政部が提示する利回りに期待するだろう」と話す。

 また温天納氏は、「投資家のインフレ抑制観測が強いため、今回の利回りは昨年香港で発行された国債より高くなる可能性が極めて高い」との見方を示した。

 チャンスとも限らない

 「財政部が香港で国債を発行し、調達した人民元が本土還流すれば、それは資本流入となり、人民銀に圧力を加えることになる。長期的に言って、人民元の国際化と資本流入の抑制は矛盾関係にある」と、オーストラリア・ニュージーランド銀行中華圏経済研究チームの劉利剛主任は話す。

 また、中国社会科学院世界経済・政治研究所の張斌則研究院は、「人民元の国際化で最初にすべきことは、為替レート制度の改革だ。中国企業の対外投資における為替差損に対する懸念を取り除き、企業の海外進出を加速してはじめて、人民元は中国企業と共に国境を越えることができる」との考えを示した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月11日

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