中国が日本とEUを抜き、ASEANの最大の貿易相手国に
インドネシア政府が先週土曜日に発表したデータによると、中国は日本とEUを追い抜き、ASEANの最大の貿易相手国となった。ASEAN諸国と中国の貿易総額は、2010年に2300億ドル(約17兆5000億円)に達した。うちASEAN諸国の中国に対する輸出高は、前年比39.1%増の1135億ドル(約8兆6000億円)に達した。ASEANの中国からの輸入高は、前年比21.8%増の1177億ドル(約8兆9000億円)となった。ロイター通信が報じた。
ロイター通信の報道によると、ASEAN最大の貿易相手国は2008年まで日本であった。日本とASEAN諸国の貿易総額は、2008年に2117億ドル(約16兆円)に達した。中国は当時ASEANの第三の貿易相手国で、中国とASEANの貿易総額は1920億ドル(約14兆5000億ドル)であった。これはASEANの対外貿易全体の11%に相当する。
インドネシア貿易省のシレガー次官は、土曜日に「ASEAN-中国 部長級会談」に出席した際、ロイター通信の取材に対して「中国は日本とEUを追い抜き、ASEANの最大の貿易相手国となった。ASEANと中国の貿易額の急増に伴い、ASEAN諸国で対中貿易赤字が生じている。インドネシアの2010年の対中貿易赤字は、47億3000万ドル(約3600億円)に達した」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年8月16日