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中国玩具産業は試練に直面 EUが過酷な法規制

 中国の玩具産業はこれまで労働力コストの上昇、原材料の大幅な値上がりといった一連の内部的な重圧をくぐり抜けてきたが、今度は国際的に大きな試練に立たされている。欧州連合(EU)の「玩具の安全性に関する新しい指令」が今年7月から段階的に施行されるようになり、重金属類やアレルギーを起こすおそれのある香味剤などに関して、新たな基準が制定された。8月14日には米国の連邦政府機関である米国消費者製品安全委員会(CPSC)も、児童用玩具の鉛含有量の基準について調整を開始した。「人民日報」海外版が伝えた。

 △最も過酷な法規制

 CPSCは今月14日、児童用玩具に含まれる鉛の量について新たな規定を設け、12歳以下の児童を対象として製造された製品について、塗装部分以外の材料の鉛含有量の上限をこれまでの300パーツ・パー・ミリオン(ppm)から100ppmに引き下げた。

 製品の品質基準をめぐる各国の事情は様々で、それぞれに製品の技術関連法規と基準を制定した。当然のことながら、品質基準が厳格であればあるほど、玩具の安全指数は高くなるが、安全値の上限は各国の間で今なおばらつきがある。よって輸出される製品は輸入する国の技術法規・基準に合致することが必要になる。

 新指令は早くも7月に段階的施行をスタートした。玩具の原材料から完成品まで、要求に基づいて検査を行うことを義務づけるとともに、指令に違反し、違反の状況が深刻であるケースは刑事責任を追求するとしている。新指令は制限を受ける金属類を8種類から19種類に増やし、アレルギーのおそれのある香味剤66種類を児童用玩具製品に使用することを初めて禁止した。新指令は欧州の歴史の中で最も厳格かつ最も過酷な玩具に関する法規制とされる。

 玩具の新指令という一大試練に直面して、中国の玩具生産業は巨大な課題に直面している。国家質量監督検験検疫総局(質検総局)が欧州に玩具を輸出する国内メーカー2千社を対象に行ったEUの新規定の影響についての調査によると、回答企業の80%が新規定により玩具の輸出が減少すると回答し、新規定が新たなチャンスをもたらすとみる企業は大規模・中規模企業の20%にとどまった。

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