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中国 自動車保有台数世界2位は災難か、それともチャンスか?

 10年前、世界貿易機関(WTO)への加盟に伴い、中国の自動車消費元年の幕が開いた。どんなに先見の明がある人でも、それから10年後に中国が世界最大の自動車消費国になるとは予測できなかっただろう。ましてや、中国がわずか10年間で英国・日本を抜き、世界2位の自動車保有台数を誇るようになるとは、誰が予測できただろうか?中国青年報が伝えた。

 米国の自動車専門誌「ワーズ・オート」は8月16日、乗用車、トラック、バスを含む、世界で使用中の各種自動車の数が10億台を突破したと発表した。うち、最大の自動車保有国は米国で、保有台数は2億4千万台、2位は中国で7800万台、3位は日本で7400万台だった。統計によると昨年、世界の1人あたり自動車保有台数は1:6.75だった。つまり、6.75人に1人が自動車を保有していることになる。米国ではこの割合が1:1.3で、フランス、日本、英国は約1:1.7、そして中国は1:17.2だった。

 このデータを見て、楽観主義者なら、「中国は1人あたり保有台数が平均を大きく下回っているから、中国の自動車市場は発展の余地が十分にある、保有台数が世界一になるのもまもなくだ」と考えるだろう。一方、悲観的主義者はこう考える。過去10年間の盲目的な高成長により、中国社会にはすでに多くの問題がもたらされている。「大都市病」にかかった北京、上海、広州だけでなく、今や2、3線都市までも深刻な交通渋滞、汚染などの問題に直面している。都市の発展と住みやすさは反比例しており、深刻な影響が徐々に現れ始めている--。

 ▽中国の自動車販売台数、今後は一体どうなる?

 中国社会は一体、自動車を何台まで受け入れられるのだろう?米国の経済学者で、ノーベル経済学賞受賞者であるエドワード C.プレスコット氏は昨年の成都モーターショーにて、中国の自動車の販売台数が、2030年までに年間7500万台に達し、1千人あたりの自動車保有台数は800台に達するだろうと予測した(ちなみに、昨年の世界の自動車販売台数は約7000万台)。この言葉を聞いて、会場は驚きに包まれたという。かつて、中国の自動車販売台数が2020年までに年間4000万台に達するという予測があったが、プレスコット氏の言葉は、それを上回る大胆な予測となった。

 これほど大胆な数字が出てくる背景には、中国自動車市場のここ数年の急速な発展がある。中国の自動車販売台数は、2008年には938万台だったが、2009年には1300万台へと急増、2010年には1700万台に達して世界一となった。わずか2年で販売台数が2倍となったのだ。

 確かに、年間15%-20%という増加率から計算すれば、年間7500万台という数字が出てもおかしくはない。さらに、米国の1人あたり自動車保有台数を中国に当てはめれば、総人口を15億人として計算しても、自動車保有台数が12億台を超えることになる。

 これについて専門家は「中国は自動車社会に足を踏み入れたばかりだが、交通渋滞、大気汚染、燃料不足などの問題に頭を抱えている。現在の中国で、資金と技術はもはや自動車産業の発展を制約する要素ではなくなった。購買力も今や障害ではない。自動車産業発展を制限する主な要素は、土地、大気汚染、燃料などを含む資源だ。問題は中国に、12億台もの自動車を養えるだけの資源が本当にあるのかどうかだ」と語る。

 清華大学の欧陽明高教授は中国の道路や燃料などの総合的な要素から分析した結果、中国の自動車保有台数の限界は2億台であるとの見方を示した。

 工業情報化部設備司の王富昌副司長は、「中国の自動車保有台数は2020年までに2億台を超え、エネルギー安全、環境問題はより深刻化するだろう。保有台数が2億台に達するということは、中国が真の意味で自動車大国の仲間入りを果たすことを意味する。これにより、中国の自動車産業、ひいては中国経済、社会全体が前代未聞の試練に直面することになる」と述べる。

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