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米誌「税負担番付」の中国2位に専門家が疑問の声 (2)

 焦点2:中国の税負担は世界2位か?

 回答:国際基準である「マクロ税負担」で考えると、中国の税負担はそれほど高くない

 張主任によると、現在、国内の研究者は中国のマクロ税負担指標を大・中・小の3種類の統計指標に分けて検討している。小のマクロ税負担指標は、税収の対GDP比だ。09年の中国の税収は5兆9521億5900万元、GDP(確定値)は34兆903億元で、小のマクロ税負担指標は17.46%となる。中のマクロ税負担指標は、一般予算の収入であり、いわゆる財政収入の対GDP比だ。09年の財政収入は6兆8518億3千万元で、対GDP比は20.1%だった。大のマクロ税負担指標は、政府の全収入の対GDP比だ。一般予算収入だけでなく、政府系基金の収入(土地譲渡収入を含む)、社会保険基金の収入、財政専用口座に納入されて管理される予算外の収入、国有資本の経営予算収入なども含まれる。公開された統計データに基づいて計算すると、09年には基金収入が1兆8335億400万元、社会保険基金収入が1兆2780億元、専用口座の収入が6414億6500万元、国有資本の経営予算が988億7千万元(電気通信企業の再編による専用資本の収益600億元を含む)に達し、これに財政収入を加えると、政府の全収入は約10兆7036億7千万元となり、大のマクロ税負担指標は31.4%になる。

 国際的なマクロ税負担の統計指標は2種類ある。一つは経済協力開発機構(OECD)の統計で、中国でこれに近い指標は「税収と社会保険料収入との合計」の対GDP比だ。もう一つは国際通貨基金(IMF)の区分で、政府収入には▽税収▽強制加入の社会保険の保険料▽贈与▽その他の収入の4種類があるとするもので、中国でこれに近い指標は大のマクロ税負担指標だ。

 OECDの指標に基づけば、07年の米国の税負担率は27.9%、日本は28.3%、ドイツは36.0%、フランスは43.5%だ。同じ指標に基づいて09年の中国の税負担率は21.7%で、先進国よりも低い。

 IMFの指標に基づけば、07年の先進国政府の全収入の対GDP比は45.28%で、発展途上国ではこの割合が35.6%となる。09年の中国の大のマクロ税負担率は約31.4%で、先進国の水準も発展途上国の水準も下回る。

 朱教授によると、最近の統計データによると、2010年の中国のマクロ税負担率(OECDの指標に近いもの)は約21.9%となり、OECDが統計の対象とした30の加盟国の08年のマクロ税負担率の平均の34.8%よりも約13ポイント低いことになる。よって、マクロ税負担指標をみると、中国は先進国に比べて税負担が低いことは確実だ。

 どのような方法を採用して比較をしても、中国の税負担水準が世界トップレベルではあり得ないことがわかる。

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